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生田日記

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そこそこ読み応えのある書き物を目指します。 読んだ本、観た映画、日々考えたこと、料理などのことを記録します。
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2023年4月の記事一覧

宮崎は大人にならなくていいと言う吉田

火曜日に藤家くんと吉田と黒澤くんの4人でGEZANのライブに行った。全感覚祭に吉田に誘われ藤家くんと3人で行ったのがきっかけでGEZANの音楽を聞くようになった。

あたしたちは18くらいの頃に出会って、あたしは20の頃にムニをはじめた。まぁ8年とか(絶交期間も含めて)の付き合いになる訳だが、なんか歳とったね!笑というのがあらためての感想。

ライブすごかったねーとかなんとか話しながら帰り道を歩く

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沖縄と札幌に行ったこと

沖縄と札幌に行ったこと

沖縄と札幌にそれぞれ3日間ほど滞在して演劇関係の人とお話をしたり、土地のお話を伺ったり、した。人はすぐに忘却してしまうけれど、忘れたくないことの方があまりにも多い。なんかちんけな言葉だが、出会えてよかったし、いま、わたしが出会うべき人だった。

わたしの持つアイデンティティのこと、沖縄のアイデンティティのこと、北海道のアイデンティティのこと、わかってもらいたい訳じゃないんだっていう共通点と、だけど

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夏に着る服

これまで露出の多い服を着てこなかった人生だった。

力を持った者の、弱くてもいい、加害怖い、への共感が最近減ってきてしまった。最近の私は力を持っちゃってることが怖いを言わないで、ただただやるべきこと、行動を実行する姿勢のほうに切実さを感じてしまうのだと思う。その弱さを語るのって欺瞞なんじゃないか?正しさの押し付けになってしまうんじゃないか?マイノリティもつらいけど、マジョリティもつらいってこと?っ

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実存をかけて俳句を書く

実存をかけて俳句を書く

たぶん以下はオルガン座談会にも繋がる流れなのだろうが。実存を掛けて試みる、ということがわたしの人生の中で大切なポイントとなっている。それが書くことにおいては負け戦になるとしても、だ。だから、わたしはライフアーティストとしての俳句を書き続ける。筆を折らないということにした。そこには町内会的オルガンという共同体がわたしの隣に存在したことも大きいのだろうと思う。扱うことのできるナショナリズムである季語(

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留年の感覚

大卒が22歳でとりあえず4年は頑張るかと思い、ちょうど4年後が「ことばにない」だったんだけど、2年必要な前後編になってしまったので、今は留年みたいな感覚で27歳で後編をやっている感じかもしれない。

手を動かそう

自分は何も努力してないのに、他人の顔色うかがってんじゃねーよ、人のせいにしてんじゃねーよ、お前のことなんて知らねーよ、羨ましがられても困る、と思うことがある。他人への言葉なんて全部自分に跳ね返ってきますからね、とも思う。でも、このいかにも日本人的な他者を羨ましがるような、出た杭は打たれるようなあり方がわたしはとても苦手なのだとも思ったりもする。他者がわたしは心底どうでもいいと、小5くらいでどこかで

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正しさってそんなに大切ですか?倒錯の中にいたい

最近日本の左翼運動の歴史と上野千鶴子以前のフェミニズムについて調べていた。それは、なぜ、「ことばにない」がレズビアンを主人公にした演劇を引き受けるかということにも繋がってくる、ひいては宮崎がなぜそれを行うのかというところにもつながるのだけど、実存を差し出さないあり方に対してわたしはどこかでは、それでいいの?と思ってしまう。アカデミズムへの嫌さもあるのだろう。

(ここで言う実存とは仮留めとしての、

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みつめつつみるみゆるゆめ

作家のカムはどうなのかという議論があったとして、その議論がそもそもうーんって感じだ。人のカムに口出すという行為がまずわたしにはよくわからないというのと、でもその行為(カムが'が必要な局面は出てくるというのもわかりつつという感じ。かなり構造の中でやる、かつ地でやるし、大切な局面でしかやりたくないとも思う。

なぜ人のあり方の選択にツベコベ人は言えるのだろう。カムが作品にたとえば組み込まれた場合、作品

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