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ふとした記録

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アラフィフのおんなが書いている日々の記憶です。 ささいな日常の手触りを思い出すための記録です。
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#note映画部

みんなの居場所で在り続ける挑戦。映画「ニューヨーク公立図書館・エクス・リブリス」

本が好きだ。 本を読むのも好きだし、本が並んでいるのを見るのも好きだ。 本が好きになったのは、小さなころ親が図書館に連れて行ってくれたおかげかもしれない。 紙芝居絵本図鑑童話、伝記小説…と、成長とともに本があった。 今も資料を調べたり、気になる本を借りたり、PC専用席で仕事をするのによく利用する。 何が言いたいのかというと、 図書館にそれなりに通っている私ですら驚く図書館の活動、 それらを詳細に記録した映画が 「ニューヨーク公立図書館・エクス・リブリス」だった。 ”3

ちょっとした好奇心から、日常がもっと面白くなる。<劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん>

リアルに会える友達も好きだけれど、ネット上での関係性の方が居心地がいいときもある。 他人だから話せることもあるし、冷静に話を聞けたりもする。 実生活でも、ネットでも、コミュニティを持つことで救われることは多々ある。 居場所って、たくさんあって困ることはない。 私はネットワークゲーム(というよりゲーム全般)をやらないのだけれど、「息子であることを隠して、父親とゲームでコミュニケーションを取る」というストーリーに惹かれて「劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」を観

マインドフルネス的銭湯殺人事件? 殺し屋…なのに、なぜか「あるある!」と共感しちゃうハートウォーミングストーリー。映画<メランコリック>

あたりまえのことは、疑問を抱きにくい。 いい大学を卒業したら一流の企業に就職するし 銭湯は身体を洗って温める場所だし 人を殺す人はきっと怖い人だし ニコニコしている人にはきっと裏がある。 …という前提をいちいち覆して「本当にそうなの?」と問いかけてくるのが、映画「メランコリック」だ。 すっごく見たい!と思っていたところ、トークショーつき試写会に当たった。 バイトを始めた銭湯は、深夜に風呂場で人を殺していた…というストーリーの理由が 「人を殺した血を洗い流せるし、死体は

こんなに不幸で、こんなに寛容で、こんなに癒される映画を見たのは初めてかもしれない。「凪待ち」

寛容さ、についてよく考える。 懐の深さや、許すこと。 ちなみに、私は寛容さを持ち合わせていないと自覚している。 人を受け入れるってすごいことだ。 面倒だし、忍耐強くないといけない。 私は「愛がすべてだよ」と伝えた相手に殴られたとしたら、きっと舌の根も乾かぬうちに相手を憎んでしまう程度には忍耐がない。 だからだろうか、映画のキャッチコピーで「泣ける」とか「感動する」なんていう言葉がついていると身構える。 「本当に?」と疑ってしまうのだ。 上っ面の正義や感動だったら承知しな