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相談室の銅版画たち!

相談室の銅版画たち!
りら便りonline 2022年第9号(通巻9号)

 「りら カウンセリング&コンサルテーション」開室に向けて、準備を進めています。今日は、相談室の私のデスクに掛っている、2枚の銅版画をご紹介します!

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写真・銅版画2枚。微妙に曲がっているのは、撮影者の心根が曲がっている証拠。

 向かって右側の少女像は、南桂子によるもの(の、ポストカードです、残念ながら…)。

 南は、昭和から平成にかけて活躍した銅版画作家。夫は同じく銅版画家の浜口陽三。濱口家はヤマサ醤油の創業家であり、同社開設の美術館(「ミュゼ濱口陽三・ヤマサコレクション」)に、夫婦の作品が収められています。浜口と南は武蔵野市にも所縁があるようで、武蔵野市立吉祥寺美術館に展示室があり、浜口や南の展覧会がしばしば行われます。ポストカードは、吉祥寺美術館で買い求めたものです(確か)。

 向かって左側は、舟田潤子の初期の作品(こちらは本物!)。帆船のような蒸気船のような、海原を行くような空を飛ぶような、不思議な舟。十数年前に、京都の文博に入っているギャラリーで買い求めました。

 舟田は、まだ若い(私より10以上若い!)作家さん。ホテル・グラン・エムズ(京都市)のアートディレクションに携わるなど、活躍されています。なんか「自分が見出して育てた」ような妄想を抱いてしまいますが、妄想です妄想(笑)。

 舟田のホームページの「プロフィール」ページ、舟田のポートレートの真上に3艘並んでいる船が、写真のものだと思います。

 当室にお越しの際は、2枚の銅版画(うちひとつはポストカードですが)を、お近くでご覧ください。

(おわり)

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