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レトロ自販機の聖地に行ってみた@中古タイヤ市場(神奈川県・相模原市)

 前回、神奈川県相模原市の「七曲り坂」をご紹介しました。

 で、ここまで来たからには、もう一つ訪れなければならない場所があります。とある筋の方にとっては、坂よりも、こちらの方が関心を持っていただけるのではないでしょうか。それは、「レトロ自販機の“聖地”」。

 今みたいに、24時間営業の飲食店やコンビニなどがなかった時代に、深夜でもドライバーさんたちが飲食できるような、自動販売機コーナーが街中にあったじゃないですか(知らない?)。

 当時の自動販売機は、今では“絶滅危惧種”で、それが見られる(買い物できる)場所はごく限られているのですが、ここでは、オーナーさん(「中古タイヤ市場」さん)が機械を収集し、メンテナンスし、稼働させているのだそう。

 場所は、「七曲り坂」最寄りバス停(緑が丘一丁目)の二つ先、「相模原浄水場」バス停下車すぐ。お車ならば、県道507号・陽光台7丁目信号すぐです。

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 通りからは、このように見えます。っていうか、ちょっと凄いんですけど(興奮)。

写真1・整列するレトロ自販機の数々。驚きの数。

 実は、その裏にももう一列、自販機が並んでいます。

写真2・整列するレトロ自販機の数々(2列目)。こちらは表からは見えない。

 いやあ、凄いですね。壮観。一つひとつチェックしてみましょう。

写真3・あつあつの麺類が出てくる奴。
写真4・あつあつのハンバーガーやホットスナックが出てくる奴。
写真5・あつあつのトーストサンドが出てくる奴。
写真6・カレーライスの隣には、味噌汁の自販機。まるで松屋だが、販売されているのは「ボンカレー」。
写真7・ポップコーンとチウインガム。そもそも板ガム自体が準絶滅危惧種だからな(その昔のガムは、ボトル入りの粒じゃなかったんだぞ)。

 では試しに、私も買ってみましょう。そのために、今日は小銭をたくさん用意してきたんだ(笑)。

写真8・この自販機で「山菜そば」(350円)を買ってみます。
写真9・10・お金を入れボタンを押すと調理開始。ランプで調理の進み具合を教えてくれる。
写真11・山菜そば。

 つゆは、熱々とは言えないが、充分に暖かい。麺はやわらかめ。山菜がいっぱい入っている。蒲鉾は2枚。これで350円なら、いいのではないでしょうか。

写真12・次はこの自販機で、ホットドッグを買ってみます(左側のマシン、右から3番目のボタン)。280円也。
写真13・20秒ほど待つと、真っ白い箱が出てきた。
写真14・御開帳!ほかほかで、ふつうに旨かったです。

 いやあ、おもしろいですね。その昔、小っちゃなドライブインとか、フェリー乗り場の待合室なんかに、こういう自販機があったのです。懐かしいです。

写真15・写真撮り忘れたのだけれど、おみくじの自動販売機もあり、ひいたおみくじがそこらに結わえつけられている。おみくじの自販機は、全国の神社で、今でも現役だと思う。
写真16・最新の自販機(最近よく見る冷食の奴)も置かれているが、ここでは完全に脇役。

 ちなみに、自販機なだけに、24時間営業となっているそうです。

 これだけの古い機械を稼働させ続けるのは、並大抵の苦労ではないと思う。オーナーの「中古タイヤ市場」さま、お世話になりました。

(おわり)

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