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ぶ“りら”途中下車@京急油壺マリンパーク(前編)

 ただいま東京と近隣地域では、引き続き緊急事態宣言・まんえん防止等重点措置が出されております。そんな中で、たいそうショッキングなニュースが…。あの「京急油壺マリンパーク」が今年9月末をもって閉館してしまう、というのです!(京浜急行電鉄ホームページ・お知らせ「京急油壺マリンパーク閉館について」参照)

 子どものころから、海水浴と言えば三浦海岸、釣りをするのは荒崎と、私を魚好きに育ててくれた三浦半島の名物施設が、いよいよなくなってしまうとは…。確かに、もう40年も行っていないもんな。この際、お礼方々、訪ねてみよう、ということで、行ってきましたよ。

 京急の終点、三崎口駅からバス(「京急油壺マリンパーク」行き)で向かいます。バスを降りるとすぐ目の前がマリンパーク。閉館が知らされたせいか、入り口には長蛇の列が…。マリンパークは、この手の施設としては珍しく、わんちゃん連れで入館できるため、大小さまざまなワンちゃんを連れたお客さんが並んでいる。「三浦半島1dayきっぷ」を持っているので、入館料はなんと4割引き!(1800円→1080円)

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写真1・京急油壺マリンパーク正面。写真には写りこんでいないが、5,60人ほどの行列ができていた。職員の方が「代表者だけ並んでください!」と呼び掛けていたので、実際の入館者は、その数倍以上か。

 マリンパークは、今から50年以上前に開館(ホームページによれば、1968年)した、老舗水族館・レジャー施設。故・末廣恭雄先生が初代館長をお勤めで、確か開館当時、「計算ができる石鯛」がいたはずです(本当に計算するわけではなく、飼育員さんのしぐさを理解し、条件づけられた行動を間違えなくとれる、ということ)。パークの脇に、末廣先生を顕彰する碑が建てられていました。

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写真2・末廣恭雄先生の顕彰碑。「愛 魚わが友」と書かれている。

 入口は行列ができていましたが、中は案外広々としています。磯の香、そして“昭和の香”がする(笑)。

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写真3・園内。のどかな雰囲気。

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写真4・園内の遊具。動物の背にまたがりコインを入れると、メロディがなり動き出す。こういうの、デパートの屋上とか、どこにでもあったよな。

 園からは、相模湾が一望できる。閉館か。いい所なんだけどな…。

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写真5・園から相模湾を望む。

 さあ、気を取り直して、魚たち、動物たちに会ってきましょう。

(後半に続く)

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