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会食恐怖症|タイプチェックをしてみよう

こんにちは、会食恐怖症克服支援プロカウンセラーのさやかです。

今日は、会食恐怖症のタイプチェックを一緒にやってみましょう!
会食恐怖症のタイプは、大きく分けて3つあります。

・どんなことが怖いか
・どんなことが不安か
・会食に対してどんな思いがあるか

当てはまる番号をメモしてみてくださいね。

自分のタイプを知ることは、克服に向けてとても大切になってきます。
理由は、克服方法がタイプごとに違うからです。

そして、タイプがわかると「なぜ不安になるのか」「なぜ症状が出るのか」ということもわかってきます。

会食恐怖症を良くするためにはどうしたらいいのか?と思っている方にとって、このタイプチェックは克服方法を知るための大切なスタート地点となります。

自分のタイプを知って

なぜ不安になるのか・なぜ症状が出るのか理由を知って

タイプ別の克服方法を知って

自分に合った方法を実践して

会食恐怖症を改善していきましょう。

1.【A.周りに合わせなきゃタイプ】

①残さず食べなきゃ

・残してはいけない
・残したら怒られる・変に思われる
・指摘されないように全部食べなきゃ
・心配されないように完食しなきゃ

②周りのペースに合わせなきゃ

・早く食べなきゃ
・食べるのが遅いのはダメ
・周りと同じペースで食べなきゃ
・遅いと申し訳ない・迷惑がかかる
・心配されないように・変だと思われないように早く食べなきゃ

③たくさん食べなきゃ

・体を大きくするためにたくさん食べなきゃ
・健康のためにたくさん食べなきゃ
・体重を増やすためにたくさん食べなきゃ
・小食はダメだからたくさん食べなきゃ
・たくさん食べないと痩せてしまう
・男だからたくさん食べなきゃ
・スポーツをしているからたくさん食べなきゃ

2.【B.気持ち悪くなったらどうしようタイプ】

④おなかいっぱい食べると吐くかも

・満腹だと吐くかもしれないから、たくさんは食べないようにしている
・気持ち悪くならないため・吐かないために、食べる量の調節をしている
・出かける前や外出先では、量をセーブして少なめに食べる

⑤油っこいものを食べたら吐くかも

・脂っこいものを食べると吐くかもしれないから、食べないようにしている
・気持ち悪くならないため・吐かないために、脂っこいものを食べないようにしている
・出かける前や外出先では、脂っこいものを食べないようにしている

⑥食べてからすぐ移動したら吐くかも

・食べてすぐに動くと吐くかもしれないから、食べないようにしている
・食後に気持ち悪くならないか・吐かないか不安になる
・気持ち悪くならないため・吐かないために、食後は動かないようにしている
・出かける前や外出先では、食べないようにしている

⑦吐いたら迷惑かけて嫌われるかも

・気持ち悪くなることは変だ
・吐き気がしてはいけない
・吐いたら嫌われる
・迷惑かけないように、吐き気がしてはいけない・吐いてはいけない
・嫌われないために、吐き気がしてはいけない・吐いてはいけない

3.【C.周りの人に見られるのが苦手タイプ】

⑧震えを見られたらみっともない

・震えるのは変だ・みっともない・恥ずかしい
・変だと思われないように・嫌われないように震えを隠したい

⑨食べ方が変だと指摘されたらどうしよう

・箸の持ち方やマナーなど、食べ方が変だと思われたらどうしよう
・嫌われないように・変だと思われないようにキレイに食べなきゃ

⑩咀嚼音が相手を不快にさせているかも

・自分の咀嚼音が気になる
・自分の咀嚼音が大きい・不快だと思われていないか
・不快にさせないように、静かに音を立てずに食べなきゃ

⑪汗が出ることで相手を不快にさせているかも

・汗が出ることは変だ・おかしい
・嫌われないように・不快にさせないように汗が出てはいけない

⑫その他

・周りの目が気になる
・食べている姿を見られたくないなど

4.私は「残してはいけない」と「吐くのが怖い」タイプ

みなさんはいかがでしたか?

Aだけ当てはまるという人や、複数当てはまる・ABC3つとも当てはまる方もいらっしゃいます。

私は、特に【B】の「気持ち悪くなったらどうしよう」というタイプに当てはまりました。【A】の残してはいけないという気持ちも強かったです。

Aタイプの①②、Bタイプは全て④⑤⑥⑦に当てはまっていました。
小学校の頃、給食で完食指導を受けており、親からも残さず食べなさい・もったいないと言われてきたので、「残してはいけない」という考えが根付いていました。

Bタイプについては、いわゆる「嘔吐恐怖症タイプ」と呼ばれるものです。子どもの頃から車酔いをしやすく、「どうすれば吐かないか」ということを常に考えながら生きてきました。大人になっても同じで、外では脂っこいものを食べない・賞味期限切れのものは食べない・車に乗る時は空腹で乗るなど、嘔吐恐怖症の人に多い行動を昔から取っていました。

5.タイプ別の克服方法

これまで、
・残さず食べなきゃ
・吐き気がしないようにしなきゃ
・汗や震えを見られないようにしなきゃ
などと頑張ってこられて辛かったことでしょう。

実は、この
・残さず食べなきゃ
・吐き気がしてはいけない
・汗や震えが出てはいけない
というプレッシャーや頑張りから、強く不安が出たり症状が出ているんです。

そのため、克服のためには「頑張らない練習」をしていくことが大切です。

克服方法については、別記事で詳しくご紹介しますが、少しだけご紹介しておきますね。

●Aタイプ「残さず食べなきゃ」

全部食べなきゃと頑張る方は、「あえて残してみる」という練習をおすすめします。あえて残してみて、何か言われるか体験をしてみるのです。何かマイナスの事を言われなければ「残してはいけない」という考え方が「残してもいいんだ」と思えるようになるきっかけになります。

●Bタイプ「吐いてはいけない」

「気持ち悪くなってはいけない」「吐いてはいけない」という方は、「吐いてはいけないから気持ち悪くなってはいけない」という気持ちが症状を強くさせてしまっていることが考えられます。
そこで、「気持ち悪くなっても吐かずに自分の力で良くなるから大丈夫」という考えに変えていくための練習をしていきます。
「○○すると気持ち悪くなるかも」という考えを
→「○○しても吐かなかった」という考えに変えていく認知行動療法
が大切になります。

●Cタイプ「見られるのが苦手」

汗や震えなどが気になる方は、Aタイプと同じように、あえて○○してみてマイナスのことを言われなかった体験をすることで、「○○してもいいんだ」という考えに変えていく練習をします。

例えば、
・あえて震えているところを隠さない
・あえてきれいに食べようとしない
・あえて静かに食べようとしない
・あえて汗が出ていることを隠さない
ということをやってみましょう。

特に震えや汗については
「緊張すると震えるんだよね」「緊張すると汗が出るんだよね」などと口に出してみるのもおすすめです。「自分が思っているよりも、相手は気にしていない」ということがほとんどです。仮に何か言われたとしても「そうなんだよね、震えちゃうんだよね」と伝えるだけでOKです。震えや汗が出ることで、相手があなたの事を嫌いになったりはしないんですよ。

6.さいごに

タイプチェック、いかがでしたか?

タイプごとに克服方法が違ってくるので、自分のタイプを知ることは克服に向けてとても大切になってきます。

なぜ不安になるのか」「なぜ症状が出るのか」不思議に思っていた人も多いことでしょう。これからは、プレッシャーや頑張りを手放してみる勇気を持つことが、克服への第一歩となります。

会食恐怖症を良くするためにはどうしたらいいのか?と思っている方にとって、このタイプチェックが克服方法を知るための大切なスタート地点となりますように★

最後までお読みいただきありがとうございました。

会食恐怖症克服支援プロカウンセラー さやか

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