お待ち帰られ喫茶店《朗読》|あのちゃん
さて、本編に入る前にひとつだけ。
そもそも私は、自分の声が嫌いでした。
私の声は、小さくて、よく聞こえない。なのに、つい早口になる。聞き取れないので、聞き返されることも多かった。大人になるまで、場面によって声を出せない緘黙という暗黒時代を過ごしてきたため、おそらく喉の筋肉が普通の人より発達してないのかもしれない。
以前noteで音楽企画をした際に自分の声を録音すると、聞くに耐えない声質。でも、私にとって唯一ひとりになれる車の中で歌うことは、数少ないストレス発散の一つ。せめてもう少し上手くなりたい。そこからYouTubeでボイトレをするようになった。
動画によるボイトレ自主練は必ずしも効果が出るとは言い切れないようだが、私は数ヶ月で喉を開いて歌うこと、鼻に声を響かせる鼻腔共鳴とやらを少し習得した。
すると、普段話す言葉が自分でしっかりわかるくらい通るようになった。外だといつもなら一拍間を置かないと出ない声も、するりと出るようになった。もしかしたら緘黙は、喉を鍛えれば早く良くなるのかもしれない。人生のハードルをひとつ、乗り越えた瞬間である。
さて、そんな私が今回朗読を試みた。
朗読経験のない超初心者🔰の私が、
朗読強者がうようよいる森に分け入る。
それは怖さよりも、未知なる世界へ飛び込む時の高揚感に似ているかも知らない。
それでは、どうぞ。
※あのちゃんは可愛い声というイメージがあるので、多少音声にフィルターをかけています。
※朗読にしてはスピードが遅いのも、ほぼぶっつけ本番なのも、最後の方が繋いでて声が違うのも、後半読み分けがいまいちできていないのも、初心者ということで、どうか温かい目でお願いいたします(。-人-。)
作品にはリスペクトと感謝を忘れずに✨
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