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【ネタバレあり】庭園【ドミニオン気持ちのいいカード解説】

割引あり

庭園はこう使え!とか言いたくないんすわ。ストイックに強さを求めるプレイもありますけど、カードゲームの楽しみは、自分の考えを試してみること自体なんだからさ、というわけで発見の楽しみを奪わない匂わせ解説をしていきます。(軽度のネタバレはあります)

タロットカード風に、カードの意味を読み解いていきますね。
庭園の象徴は、

種まき
ゲームチェンジャー

です。

庭園

穏やかな名前からは想像できないですが、庭園は劇的です。サプライにあるなら、いつもとは違った変則戦略の目が出てきます。

ドミニオンのセオリーは、使うカードだけをデッキに加え、デッキの枚数を減らすストイックなものですが、庭園を含めたデッキはカードの枚数が勝利点につながるので、デッキの枚数をどんどん増やす戦略が成り立ちます。
デッキを構築するゲームだから、いっぱいカード引くほうがそりゃ楽しいよね!

どれだけの可能性を秘めているのか

ベース力

毎ターン1枚購入するとします。決着ターン数は20ターンから30ターンとすると、最初のデッキは10枚スタートなので最終デッキサイズは、30枚から40枚。10枚につき1VP端数切り捨てなので、庭園は3VP程度の価値はあると言えそうです。

庭園のコストは④で、勝利点3VPの公領のコストは⑤なので、普通にプレイしていても公領より安く勝利点が買えます。優秀!

底力

ベース力の計算は、1ターンに1枚の購入を想定していたので、デッキ拡大戦略を取るとすれば、さらに10枚、20枚と取得可能。

勝利点を4VPまで伸ばしたとすると、属州はコスト⑧。庭園2枚分のコストなので、庭園のほうが安く勝利点が買えます。(実際にはカードを2枚以上買うには購入可能数を増やす必要があるので単純比較はできないですが)

デッキ拡大に寄与するカード

庭園による革命成功の鍵はデッキの枚数というのはわかりますよね。カードを増やす手段を考えていきましょう。

工房&職人

相性ピッタリのカードは工房。ちょうどコスト④の庭園を引き出せます。ちなみに、職人もコスト⑤以下のカードが引き出せるので同じように使えます。

役人&盗賊

役人と盗賊は使ったターンにそれぞれ、自分の銀貨、金貨を増やす効果があるので相性がいいです。盗賊は相手の銀貨、金貨を廃棄させることがあり、相手も拡大戦略なら妨害に繋がり一石二鳥です。

祝祭&市場

祝祭も市場も購入数を増やせます。増やした購入数でカードを購入しデッキを拡大していきます。さらに祝祭はアクション数を増やすため、前述の役人や盗賊とのシナジーも見込めます。

集め始めるタイミングが大事

庭園カードはコスト④とローコストで購入は簡単ですが、通常の勝利点カードと同じく、序盤での大量購入はデッキ内の使えるカードの比率を急激に悪化させるので、集めはじめのタイミングは超重要です。

序盤

序盤は、庭園に手を出さず、デッキ拡大をじんわり進めましょう。デッキは拡大すればするほど、使えないカードの混入に強くなっていきます。自分のターンでコンスタントに2枚以上のカードが獲得できるほどデッキが育ってきたら、一気に庭園を回収していきましょう。

中盤

庭園を引き取った中盤はデッキ内容が悪化し、高コストカードは購入が徐々に難しくなってきます。この減速を肌で感じましょう。この減速は止めきれないものの、金貨、銀貨の購入をして抵抗しつつ、庭園回収は継続します。

終盤

終盤は、デッキの内容どうこうよりも勝利しきってしまえばいいため、デッキのカード10枚ごとに手持ちの庭園カードの分だけスコアが上がるのを見越して、単位勝利点1の屋敷や、購入数を利用したコスト0の銅貨のダメ押し購入など、使えるものは全部使いましょう。手練手管という言葉の意味わからなかったら、庭園プレイで理解できますね。
感覚としては、燃料切れの機関車が徐々に減速して止まりそうなので、燃やせるものなんでも燃やしてギリギリゴールを切る感じです。

おそらく、属州を取り尽くしての決着が難しいので、他のサプライの3つの山を枯渇させ終了条件を満たす形で決着しますが、勝利をもぎ取った実感があるでしょう(勝てれば)

拡大戦略が難しい天敵ケース

庭園の勝利点が大きくなるにはデッキの枚数が増える時間が必要なため、短期決戦に持ち込まれると分が悪いです。具体的には、議事堂や鍛冶屋などのドロー枚数を増やすカードと大金を組み合わせて、手早く属州を購入しきるようなシンプルな戦略です。
これらのカードがサプライにある場合は、考え直す必要があるかも。

控えめな拡大戦略(いつものごはんを置き換えるだけ!)

庭園によるストイックなデッキ拡大戦略は、庭園の回収と回転力維持のバランス感覚を要求される結構テクニカルなプレイだと思います。また、前項のような天敵ケースもあります。そこで提案するのが「控えめな拡大戦略(いつものごはんを置き換えるだけ!)」です。

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