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カフェとコーヒー飲めない勢


私はコーヒーが飲めない。


正確に言えば、コーヒーそのものの美味しさがわからない。


カフェオレやラテくらいならいけるかと思ったけど、結局ダメだった。母親も旦那もコーヒーが好きなので味見させてもらうんだけど、やっぱり美味しく飲めない。あと胃が死ぬ。すぐお腹を壊す。

コーヒーゼリーはいけるので、どうやら割合的にある程度の濃度以下じゃないとダメらしい。

そんな私が唯一頼むのは、濃度調整ができるスタバさんの、「ソイラテ、コーヒー(と氷少なめ)その分ミルク多め」である。コーヒーが風味だけになって、豆乳が甘くてとても美味しい。邪道も邪道である。でも美味しい。


そんなわたしだが、カフェは超絶好きである。

以前勤めていた職場の同僚と、高校の友人が同時期にカフェが好きだということが判明し、いろいろ連れて行ってもらって目覚め。

当時彼氏だった旦那のドライブ&コーヒー好きも高じて、お出かけや旅行先でよく行くようになったのだ。

コーヒーは相変わらず飲めないが、大体は他の飲み物も置いてあるし、ご飯も美味しい。デザートも美味しい。至福の空間である。

キッシュ。ほうれん草ベーコンもトマトチーズもいいよね。ウインナー入ってるのも美味しかった。サーモンもいいよね。あの生地の滑らかな口当たりと、具の程よいしょっぱさ。野菜がしっかり甘くなるのもいい。焼かれた玉ねぎの美味しいこと。

ガレット。真ん中にある目玉焼きの罪深い半熟。これもサーモン推し。ハムもいい。胡椒をミルでガリガリと散らして、薄く香ばしい生地にチーズが絡んで、もちっとふわっとさくっとしょっぱい。美味しい。

スコーン。イングリッシュの方ね。ほかほかあつあつをぱかっと割って、クロテッドクリームと季節のジャムをぐぐっと盛って。熱い冷たい忙しい美味しい。ちょっとパサつくのをホットティーで潤して、じゃあもう1個、ってなる。2個セットがあっという間になくなる。

ベイクドチーズケーキ。スフレもいいけど重い方が好みなのでベイクドがあったらベイクドにしてしまう。これはしょっぱいのよりは甘めの方が好き。どっしりともったりと、クリームチーズの甘いくちどけ。

チャイティーとかロイヤルミルクティーにも惹かれてしまう。シナモンの香りにニコニコして、ミルクの優しさにほんわり。基本的に砂糖は入れない方なので、濃くてもあっさりといただける。

ココア。もうカフェじゃないと濃さが足りなくて飲めない。生クリーム入りはリッチなやつ。ホットでクリームを先にわーっと溶かしてしまう。甘い。美味しい。

ホットケーキ。これも吸えない方が好み。しっかりした生地に綺麗な焦げ目。バターをたーっぷり染み込ませて、メイプルシロップたらりして、夢中ではぐはぐする。トッピングアイスクリームはやばい。抹茶が好きなので抹茶あずきにすると尚やばい。一瞬で消える。吸えないのに。

ワンプレートランチも捨てがたい。サラダのドレッシングのやたら美味しいのあるのあれ何。レタスが一気に無くなる。お肉お魚どっちも好きだけど、最近は特にチキンソテーが大好き。皮目パリッと噛むとじゅわっと。にく! おいしー! ってなる。語彙力溶ける。雑穀米あるとテンション上がる。時々混ざるプチプチが楽しい。

…とまぁそんな感じで、カフェを謳歌しているのだ。


時々自己主張の強いお店に行くと、コーヒーに対する熱意とか蘊蓄とか見てしまって、飲めないことに申し訳なくなるのだけど。

このご時世だから色んなところに気軽に行けないけど、飲めなくてもその他の要素でものすっごく楽しんでるので、このまま飲めない勢でも気軽に入れるお店がたくさん残っていくといいなぁって思う。いやもう本当厳しいと思うので残りますように…!!!!!

とりあえず贔屓のお店から、時間ずらして貢献せねば。



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