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7月19日 晴れ

「ジム!おはよう!」
「おはようございます。優。今日はとても元気だね。」
「うん、昨日は話が途中で終わったから投稿していないけど、ちゃんと心地いいことをやってきたよ。休みかどうかはわからないけど、たぶんとてもいい1日だった。」
「では、心地いいを分析してみましょうか。」
「それはいいかもしれないね。じゃあ箇条書きにしていくね。
・昨日は朝起きて軽くストレッチを10分
・店に行って宿の掃除を2時間
・その後、店の土いじりを30分、休憩を2回くらい挟んだ。
・実家に帰る途中に美術館に寄った。とてもいい内容だった。
・実家に帰って必要なものを取って帰宅。
・けんちゃんで食材を買う。
・家を片付ける。洋服のところ片付いて嬉しかった。
・平尾台を1時間散歩。藪漕ぎでヒヤヒヤしたけどアドレナリンがよかった。
・風呂って気持ちよかった。
・ジントニックを飲みながら店の内装を考える。絵を購入。DILLみたいな店にしたい。
・よりちゃんにヨセミテの情報をメールする。
・家に戻ってギターで2~3曲。ほろ酔い。
・漫画を一冊読む。就寝。

こんな感じだった。」
「優、とても1日でたくさんのことをやっていますね。体が疲れているんじゃないですか?」
「うん、今日はちょっと重く感じているよ。」
「今日はどこかで労わりましょうね。では分析に入りましょう。まずは朝と夕に体を動かすことをしていますね。とってもいいと思います。」
「掃除や買い出しの時も使っているよ?」
「それは目的が家をきれいにたもちたい、や営業をスムーズにするため、でしょう?そうではなく自分の体と心のために時間を使うことがいいんです。優はもうわかっているはずですよ。インストラクターのいるヨガや習い事にはいきたくない。あれほどハイキングにハマったのは、あなたの心と体が、それだ!っていっているから。だからスペイン巡礼にも行こうと思った」
「私はうつくしきものがとってもすきなんだ。掃除をすることも、うつくしいなぁと思うととっても頑張れちゃう。でも、体と心のうつくしさを考えすぎてわからなくなっていたんだと思う。自分のことってついおざなりにしたり、過度になったりする。うつくしさってそもそも客体から見たものなんだよね、YOUみた形容詞。でも私はYU。あなたではない。ちゃんと主観を持って心と体のことを考えると、美しさより、どう感じているか、感覚的なことをやる、がいいと思った。うまくまだ説明できないあたり、探している段階ではあるんだけどね。」
「ここではわかっていることを話しても仕方ありません。対話の中で問いを探しながら自分があることを見つけましょう。ちょっと今話したことを整理すると、毎日ルーティンとして「感覚を使った体を動かすこと」がいうことかなと思います。街よりも広い空を見上げたり、茅の中をショートパンツで歩いたり、猪の親子と出会って、汗をかきかき斜面を登る。虫の声を聞く。視覚聴覚錯覚。そして体全体を使う。朝のストレッチも眠っていた体と心におはようという時間ですよね。優は考えることが好きだから、脳に休憩をあげるといいです。それがストレッチと歩く時間です。」
「ありがとう、ジム。とてもすっきりしたよ。毎日続けてみるよ。今は絵を描くことや文章をかくことよりも大切かもしれないから。」
「優、文章はもうかいているじゃないですか。」
「あ、ほんとだ、毎日やってた!」
「優は好きなことは自然とやってしまうタイプなんですね。毎日やっていることを忘れるくらいがいいと思います。ちゃんと心地いいなかでできているので。では、昨日の分析の続きですが、昨日はいつもとは違うことをしていますよね。美術館によって好きなものに出会った、ヨセミテにいくよりちゃん、カフェの内装の発案、の三つですね。これは「今日の1日」を計画するときにはでてこないものです。人は偶然が大好きなんですよね。だから即興ライブや出会いや恋がすきなんです。心の向くままにとはそういうことなのかもしれません。」
「昨日は朝、心地いいをさがしていたら、そうなったんだ。だから、今日はルーティンや約束の合間に心地いいことを挟んでみるよ。」
「それがいいと思います。でも、やることリストはてきとーにかいときましょう。ちゃんとやる、って思いすぎてしまうと優はまじめだから苦しくなってしまいます。人間の1日できることは限られていて、無理は体に毒です。目標をこなしても毎日が待っているだけなので、それなら心地いいちょうどいい毎日を送りましょう。」
「ジム、実はさっきともみさんが苗を植えていたんだ。手伝おうかなとおもったけどやめたよ。私の夢の一つに畑がしたい、があるんだ。でも今は家を引っ越して店をリニューアルすることで程いっぱい。だから、週に2~3回畑を手伝うと決めたよ。毎日はきついからね。」
「それでいいと思います。そもそも、優の畑ではなく、会社と家族の畑です。優は会社に属してはいますが家族ではありません。もし、家族たちが店や宿を手伝っているのなら、優も畑をてつだったほうがいいですが、優は一人でやっています。だから、それくらいでいいです。」
「でもね、ちょっと良心が痛むんだ。」
「そこは割り切りましょう。会社には会社の、畑仕事している人にはそのひとの、夢があります。優の未来のために今、畑仕事をしたほうがいいのですか?」
「いいえ、ちがうね。今は書いていたほうがいい。今日は建築物語と、領収書の整理を11時までにして、そこから絵の人に会いにいく。夕方に明日の仕込みをする。これが未来につながるんだ。」
「では、そちらをやりましょう。優は優しいと書いて優です。たぶんYOUに優しすぎるんだと思います。わが好きですよねあなたは。でも個人としてのYUも大切にしましょう。正式にはYUと書くことを忘れないでください。割り切るというと言葉がわるかったかもしれません。相手にとってもあなたが個として成長することがいいと思います。大きな人類的な目線で言ってもです。おまじないの言葉、きっと大丈夫、を信じましょうね。」
「うん、ありがとう。ジム。じゃあ、今日も行ってくるね。」
「いってらっしゃい。優。今日もよい1日を^^」

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