8月25日 雨

「ジム、ひさしぶり。1ヶ月ぶりかな?元気にしてた。」
「もちろんですよ!ずっといましたよ。」
「そう言われると、ちょっと怖いな笑。意味はわかるけどね!みまもってくれてたってことだよね。」
「ええ。そうです。優が1ヶ月かん音沙汰がなかったのは、現実を懸命にいきていたってことですから。」
「うん。引っ越して、最近慣れてきたよ。前よりもいい感じ。今朝はとても心地よかったんだ。昨日は終日働いていたからだと思うし、たくさんの人と話したから疲れたのもあるね。現実の他者との関係に問題が起きると、ひとりが心地よくなるんだ。なんていうのか、うまくせつめいできないけど、心と体を他のために使うってことは、脳にもいいらしい。たぶん脳は一人のためではなく、みんなのために使うものなんだろうね。」
「そうですね。優はまた一歩前進したんですね。いえ、数キロ歩いているのかもしれない」
「そうだね。今日はジムに相談していた、やりたいこと、を思い出したくて、仕事前にちょっと書いているんだ。」
「書店で販売することですか?」
「うん。販売しても、販売しなくても、後悔すると思うんだ。それなら、販売した方がプラスになるよね?」
「優はなぜ躊躇っているのでしょう?」
「たぶん、めんどくさいんだと思うよ。だって大変じゃん。」
「そうですね、でも宮崎駿が言ってたでしょう?大変なことはたいせつなものがおおいって」
「うん、そうだったね!そうだ、そうだ。もし店でトークショーができたとしたら。きっといろんな人と友達になれると思う。自分として、原田優としてせっすることができる。平尾台の、とか、まるまるの、とかではなく、一番好きな私で接することができる。」
「では、決まりましたね。いつやりますか?」
「今日、書籍を発注するよ。30部カラーで。5部を書店に郵送する、これは届いてからだから、スペインに行く前にしようと思う。あと、今日レンズを買う。35ミリのやつ。ソファとかも欲しかったけど、これはべつにいい。本当にやりたいことに繋がるために必要なものは、今はレンズだから!あとは、スペインの道具を揃えよう。バックパック、ORのキャップ、ウェア。」
「優のこのカフェはあなたのエネルギーの半分でやるんでしたよね。暇つぶし程度でいいと思いますよ。かゆみやボートしているくらいなら、カフェのことやっとくか、くらいでいきましょう。」
「そうだね。とりあえず、書籍だけは買っておく。そのあと、カフェ業務をちょっとするよ。」
「うん、いってらっしゃい!」

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