見出し画像

御殿場シクロクロス Supported by 湘南 CXに参加してきた話(ライブ遠征記)

そういえばレースレポートをnoteに残すのは初めてである。
仕事で記事書いてるから良いかーみたいなところがあったけど、あっちは仕事柄上澄みだけを記しているのでこちらは本音を垂れ流していこう。

参加動機

10月23日にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催予定だった【Tokyo7thSisters KARAKURI 1st Live Re:SONANCE
元々はこのライブに参加する為の遠征だったが、例によって「ついでだし空き時間にレース出るか」と決めたのが御殿場CXである。

さて、都心から大きく離れた御殿場。
普段なら電車輪行を使用するが流石に御殿場まで輪行する(時間的・肉体的)余裕は無い。
その為羽田空港でレンタカーを借り、会場入りすることにした。
今回はADバンに3人3台。今年の愛知牧場でも3人3台積載可能だと実証済みなので限界車載レーシング。なお後方視界

ちなみに今回の同行者は以前にも一緒に遠征したオタクと初遠征のオタク。
限界遠征に慣れてる奴が自分以外にも居ると何かと楽で良い。

骨折明けからの遠征

実は9月の上旬にXCレースに出た際、変な落車の仕方をして自分のエルボーを肋骨に叩き込み、へし折ってしまったので、今回は骨折後復帰初戦となった。

肋骨を折るのは初めての経験だったが、日常生活に支障出るわ自転車乗るのしんどいわで丸1か月くらい乗れない日が続き、まともに負荷かけて乗れるようになったのは本遠征の1週間ほど前。
それでもまだ若干痛みは残っている為、どちらかというと「レースを楽しむ」「体を慣らす」という目的でのレース参加となった。

レース前日 -輪行とライブ-

飛行機輪行

いつも通り輪行袋にポイ。ディスクブレーキだろうが10分かからずにパッキング可能。

レース前日はしっかり体を休めたいよね…まぁ無理なんだけど
というわけで自宅を朝8時30分頃に出発、近所のバス停から新千歳行きに乗り、12時40分羽田空港着の便にて羽田入り。
旅行支援とかいうクソ制度が始まったせいか新千歳空港はいかにも旅慣れしてなさそうな奴等でごった返して地獄だった。普通の荷物くらい自動預け機でやってくれや

オタクなのでライブに参加する

どうせならイベ被せたろ!つってシャニ現地に行った。無駄に疲労とストレスが溜まった。

前回記事のシャニマスMUGEN BEAT Day1 (https://note.com/rioworks/n/n69885789ebe0) に参加した。
無駄にストレスばかり溜まってしまった。

高速かっ飛ばして御殿場へ

そこからは高速をかっ飛ばして22時30分頃宿に到着。
レース会場近くの「遊彩の樹」に泊まる。

個人的には布団だと疲れが取れないので、和室の宿は極力避けるのだが今回は三人一組での行動の為、コスト優先で和室に雑魚寝する方式を取った。修学旅行か
宿の入浴時間が23時までとのことだったので宿到着即入浴。なお客室にはシャワー等は無かった。

寝る直前に色々食った。運動部高校生みたい食事。

入浴後は朝飯兼昼飯兼晩飯を食べる。この段階で既に0時を回っていた。(その後2時くらいにライブレポを書き上げて寝た)

この遠征の直前にも出張で東京入りしており、一度北海道に戻ってまた関東に来るとかいう頭悪い日程となった。
その為ここまでの数日間、毎日睡眠時間4時間とかクソみたいなことになった。流石にもうコンディション云々とかそういう次元ではない。

すごくどうでもいいけど風呂から上がった際にパーカーとハーフパンツをクロークに入れておいたのだが翌朝回収するのを忘れてチェックアウトした。アホだ。(着払いで送ってもらった)

レース当日 -会場入り-

朝6時半に起床。いつも通り朝風呂を浴びてウェイクアップ。普段ならゆっくり入浴するのだが今回は朝から会場入りしなければならないため15分ほどの軽い入浴に済ませる。
この段階で既に両足の脹脛に張りを感じる。前日にライブ開場で飛び跳ねたせいだろう。

宿を出る前に前日に買っておいた弁当を摂取。
宿からは10分もかからず会場に到着した。

今回の相棒ADバンくん、プロボックスより積みにくかった(気がする)。

開場入り後、まずは自転車をセットアップ。
飛行機輪行後そのまま車に積んでいたのでここで初めて車体に異常がないかチェック。
まぁこの段階でどこか壊れてたらDNSするしかないんだが。
(残念ながら?どこも壊れていなかった。でも傷はメチャクチャ増えてた。許さんぞ羽田空港)

試走・コース確認

公式コースマップと実際のレイアウトは微妙に異なっていた。上記は僕が修正した物。

コースプレビュー

公式が事前に提供してくれるコースマップと実際のレイアウトが異なるなんてよくあることなので会場入りしてから路面を確かめつつ試走を行う。

上記画像右下のSがスタート地点
そこからコントロールラインまでは登り基調。

セクション1は右コーナー→深めの玉砂利→左への下りキャンバー→直登→左コーナー。
幕張CXの忍者返し的な下り→即曲がるみたいなレイアウト。
直登部分はスリーワイドでも走れる程度の幅員だがど真ん中に雨水が流れるような溝があるため安定して走れるのは左右2本のラインだ。

セクション2は右コーナーから始まる下り→登り返し。ここも雰囲気的には幕張CXに似ている。
下りの途中からレコードライン通りに進むと緩やかな登りという感じだが、少し右側に進路を取れば斜度は若干キツくなるもののもう1本のラインとして機能する。幅員も広いのでラインというよりもゾーンといった感じだが。
ちょうど「2」と書いてある辺りが登り返しの頂上でそこから右ヘアピンに向かって下る。
エアピンを抜けると幅員が狭くなる左コーナー。ここもまともなラインは1本。
その後木々の間を左・右・左・右・左とリズミカルに抜けていく。

木々のコーナーを抜けるとセクション3
緩い登り基調の砂利道。ここは本コース中最大の幅員を誇るジープロードで足さえあればどこからでも抜ける区間。砂利道の横の芝もそれ程深くない為どこからでも抜ける。
ただ距離が長い為中途半端な速度で走ると抜いた選手に風よけにされかねない。

その後右コーナーを曲がるとまた木々の間をぬっていくセクション4
「4」と書いてある辺りにはスコリアが撒かれている。
速度さえ乗っていれば乗車クリアできるレベルの物なのだが、スコリアの手前で「若干の登り×幅員が狭くなる」の組み合わせで前が詰まりほぼ乗れない区間と化していた。その前のセクションで前走者抜けよって?それはそう。

セクション4のスコリアを超え、一瞬だけ乗車するとセクション5に突入。
左コーナーを曲がるとまたしても深めのスコリア。
そのまま緩い左コーナーを下っていき、泥のヘアピン右コーナーとなる。
その後のME4クラスでは落車が結構あったとか

ヘアピンを抜けるとジェットコースターのように速度がのるセクション6
ヘアピン明けのところに大き目の切り株があり、次のセクションへの右コーナーもラインの取り方がほぼ1パターンな為、パッシングポイントとしては使いにくい。

その後のセクション7は下って登ってきた勢いそのままにピットゾーンまで駆け上がってくる。
ここのラインが一見ダブルトラックような形になっているが微妙に轍がありこれまた実質1本しかラインが無い感じだった。
「7」と書かれた辺りにはダブルピットが設置されている。
まぁ交換用の機材なんてないので関係ない話である。

セクション8はプランクス→左ヘアピンという性格の悪いエリア
それなりに速度が乗っている状態でプランクスへと入るのだがプランクスの間隔が狭いため乗車クリアはあまり現実的ではないし降りてイン側をブロックしつつ回った方が間違いなく速いだろう。

木の根張り出す林間エリアとなるセクション9
「9」と書いてある辺りは土路面から遊歩道のような踏み固まった路面に切り替わる上、切り替わり部分の手前が泥っぽくなっており、掘れて段差になってたり、コーナー自体もかなり鋭角なものである。
そのためライン取りの正解が見つけにくかった(フラグ)
なおこのセクションは木の根の影響もあり実質シングルトラックでほぼパッシング不可。唯一路面が切り替わる部分だけは幅員・距離的にもパッシングポイントとして機能する。

最後のセクション10は引き続きの林間エリアだがセクション9よりも幅員が広い。
だがコーナー間の距離があまりなく、コーナーそのものも進入角が限られるようなヘアピンコーナーが続く為パッシングしにくい。速度差をつけてスッと前に入る必要がある。

最後はスタート時に登ってきた部分にジョインし次の周回へと入る。
そんなコースレイアウトだ。

試走後の感想・空気圧

これZwifterがセクション3で一気にぶち抜くだけのクソコースでは…?
全体的に低速コーナー多めで、テクニカルなセクションはほぼ無く、自分向きのコースではなかった。(公式が事前にパワーコースと謳っていたから察してはいたが)
抜きやすい区間は軒並み登り基調というパワーの塊みたいなレイアウト。若い頃は嫌いじゃなかったけどおじさんにはもう無理だ。

試走の結果空気圧は前後1.8barに設定。
正直タイヤのグリップを使うようなセクションが無かったのでもう少し高めにしようかなとも思ったが、木の根が張り出したセクションを低圧で走る経験が今までそれほどない(だいたい空気圧高めだった)ので今後のサンプルとして低めで走ることにした。

なお私のリコメンド値は2.0barである。(体重67kg,CHALLENGEのチューブラーを使用)

レース内容

スタート~1周目

今季1レース目かつ北海道民なので最後列からの出走。
前方に4列+最後尾2人という並びなので左右に身動きが取りやすい。
今季初戦だからが動きの堅い選手が前列に多く並んでおり、スタート直後のクランクで接触されてもアレなので少し空間広めにスタートするように心がけた。

玉砂利を超え下りキャンバーへ入るところ

目の前にいた4列目の選手たちを抜き22,3番手程でクランクを抜けセクション1へ。
そこの直登で集団を捌き前の方へジャンプアップ。
その後セクション4に入る頃には15番手程まで上がっていたかと思う。

自分自身も調子は良くないので無理に仕掛けず、抜けるポイントまで待って一人、また一人と抜いて1周回目終了時には10位まで上がる。

LAZER Z1が寿命だった為MET RIVALEに買い替え、白のメット似合わんくてワロタ

2・3周目

既に「先頭との脚力差がそれほどないな」という事には気づいていたものの、抜きどころが少ないこのコースでは、コーナーの度に前走者に追いつき、コーナー明けのインターバルで毎回離される、というのを繰り返す為徐々に先頭とのタイム差が開いていったように感じた。
特に2周目が酷く、一定間隔で4人ほどがパックになっていたのだが、その先頭がかなりタレており、抜くに抜けずかなり時間を食われた。

2周目終了時に9位(少し前の方に3人)へと上がるが時既に遅し、この段階で40秒ほど先頭から差をつけられていた。
それでも2位の選手はまだ視界(物理)に入っており約20秒ほどの差だった為、まだ射程圏内だなーと思いながらも周回を進める。

そんな時に林間区間(セクション9)で後ろを走っていた選手がわけわからんイン突きで割り込んで来ようとする。
ほぼ180度のターンだった為自分の真横にその選手のフロントタイヤが刺さる形になった。後ろから追ってきてるのを見ていて「脚はある選手だなー」と思っていたのだがこの走りを見て「うわ、ZWIFTer系か、怪我したくないし関わらんとこ」と思ってその後のセクションで前に行かせる。
ここで完全に集中力を切らす。

ちなみにこの時絡んだ選手とその前、数秒差で追っていた選手は最終的に3位4位になっていたので普通に走ってれば表彰台争いになっていたかもしれないしならなかったかもしれない。

4周目

3周目終了時に4人パックで6位(前述の1人が先行、後ろには2人)通過。
既にほぼシングルリザルトが確定(パックの後ろの選手は10秒以上差があったと思う)だった為、それまでとは少し違うライン取りを試しつつ周回を消化。
そんな余裕ぶっこいた事をしてたらセクション9、案の定路面が変わる部分で倒しこみ過ぎてケツを滑らせ転倒。

転倒時に路面の石でバーテ―プが裂けたり明らかにハンドルのカーボン表層に傷が入っているのがわかりガン萎えする。

裾がめくれ上がってビブパンツの白い部分が見えてる。ダサい。

そんなこんなで6位争いをしていたパックからは遅れ、単独でゴール。
なんとも不完全燃焼な結末となった。

総括

肋骨骨折して丸々1か月ほど乗ってなかったが、それなりに筋肉や関節はスムーズに動いた。だが心肺機能は想像以上に劣化していた。

例によってME3なら普通に走るだけでそこそこの順位でゴールできることがわかった。
だがME2に戻るとライブとのダブルヘッダーに困る(だいたい1日の最後の出走させらえる)ので今年のライブ遠征が終わる2月までは昇格しない程度の順位で楽しみたい。

どうでもいいんだけど会場にいためちゃくちゃガヤってるオバちゃんがとにかく声デカいのが不快だった(マスクしてるだけマシといえばマシだけど)

おまけ

沼津で見かけた善子ちゃん
中華街で食べた中華。取り箸が欲しかったのだが「そんなの気にする?」という雰囲気だったので直で自分の箸を使って食べることになったがどう考えてもこれが後の悲劇の原因である。

レース後は沼津で観光。翌日は横浜中華街でメシ食ってガンダムを見て帰った。
…のだが帰った翌日に同行者から「妖精さんになってしまった」と連絡が入る。

発症のタイミング的にどう考えてもこの土日で拾ってきているのが確実。
中華街で中華を食べた時に(中華だから当たり前だが)個別の皿ではなく一つの皿に盛って出されたので、食事の際に自分にも感染してるのも間違いない…
というわけで隔離期間に入ったのだが、10月26日の夜段階で体温が37度台(平熱は36度台)に突入、27日朝には38度台に到達。どう考えてもコロナ陽性です本当にありがとうございました。
その後27日・28日と割と本気で死ぬんじゃないかと思うくらいに寝込む。水を飲むことすらしんどいレベルだった(飲まないと死ぬと思ったので必死に飲んだ)

検査キットが届いたので早速検査。30秒も経たないうちにバッチリ陽性反応が出て草

幸い29日(土曜)には37度台へと戻り、どうにか固形物の摂取やスマートフォンの操作ができるようになる。
これ幸いとばかりに競馬見たりガンダム見たりワールドシリーズ見たりと突然の長期連休を楽しむこととなったのであった。

ちなみにもう一人の同行者も私より早く症状が出ていた。3人揃って妖精さんかよ。プロジェクトフェアリーじゃん。はいさーい!

本当はワクチン4回目も遠征が終わったらすぐうちに行く予定だったが11月以降に打ちに行くこととなった。

閑話休題
そんなこんなで22-23シーズンの初戦を無事に終えた。
今シーズンはこの後
12月 宇都宮シクロクロス(ナナシス8th)
1月 シクロクロス千葉(KARAKURI振替公演)
2月 シクロクロス東京(MOIW2023)
と連戦予定となっている。相変わらずライブとレースを被せるケツカッチン遠征が続くが元気に楽しみたいと思う。

ほなまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?