2024年のプレミアムカバー(新潮文庫)を予想してみる。

・2023年の新潮文庫の100冊が素晴しかった。そう思いながら手持ちのプレミアムカバーを眺めてふと思った。
「これ、何が出るか予想できるのでは?」と。

というわけで気が早いが2024年の新潮文庫のプレミアムカバーを予想してみようと思う。

こころ/夏目漱石
人間失格/太宰治
銀河鉄道の夜/宮沢賢治
安全のカード/星新一
西の魔女が死んだ/梨本香歩
山椒魚/井伏鱒二
宝島/スティーヴンソン
変身/フランツ・カフカ

・予想の根拠は半分だけある。まず、こころと人間失格。これはほぼ毎年(こころのみ一度だけプレミアムカバーにならなかった年がある)プレミアムカバーになっているので、確定。

・それから銀河鉄道の夜はほとんど二年に一度のペースで販売されているので堅い。

・そして星新一。基本的には毎年(私が調べた範囲では二回だけ選出されなかった年がある)別のショートショート集が出ているため選出。作品は絞り切れなかったので、目についたやつを。
ちなみに何度も出てると思われがちなボッコちゃんは過去三回、未来いそっぷは過去二回選ばれている。

・ここからは完全に未知数。つまりは本当の予想だ。新作枠。一応二枠としているが、年によっては一度選ばれたものが二冊出ることもあるし、今まで一度も選ばれていない作品になることもあるので、完全な予想ではある。根拠はかなり薄いので、ありそうな作品から二作品を選んでみた。他に候補を上げるなら大江健三郎の「個人的な体験」や角田光代の「さがしもの」辺りだろうか。
過去に出た作品から選ぶとすれば2~3年一度は選ばれている三島由紀夫だったり(あるとすればそろそろ潮騒が選ばれてもおかしくない)前回からかなり間隔が開いている芥川龍之介当たりだろうか。

・最後に海外枠。これも毎年二作で、基本的に二回目や三回目の選出。ということがない。例外は今年も選ばれた「ティファニーで朝食を」(三回目)と「不思議の国のアリス」「車輪の下」(二回)の三作品。
なので、全てが新規の作品として読みやすそうな、読まれそうな作品の選んでみた。


・ここまでまとめてみて、プレミアムカバーが好きな人々に伝わってほしいのは

星新一の作品と海外作品、ここ20~30年の作家の作品は基本的に二回目がないので、欲しい人は無理をしてでも買った方がいい。

この一点に尽きる。

・すでにそんなことは分かっている。という声も上がりそうだが、これからプレミアムカバーを集めようと考えている人の参考になれば幸いだ。そして、あなたのプレミアムカバー予想を聞かせていただけると嬉しい。

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