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人と人をつなぐのはご縁だとよく言われますが...

人と人をつなぐのはご縁だとよく言われますが、ご縁とはどのようなものでしょうか?縁という漢字をコトバンクにて調べると<精選版 日本国語大辞典>にて縁 ゆかりという言葉が見つかりました。

今回は縁 ゆかりという読み方から縁について調べていきましょう。

ゆかり【縁】〘 名詞 〙
① なんらかのかかわりあい。多少のつながり。ちなみ。機縁。
[初出の実例]「大空のゆかりと聞けばまだみねど雲に埋る跡ぞゆゆしき」(出典:安法集(983‐985頃))
「大弐の北の方のたてまつり置きし御衣どもをも、心ゆかずおぼされしゆかりに、見入れ給はざりけるを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)
② 血のつながりのある者。血縁。縁者。また、夫から見た妻、または妻から見た夫。親族。一族。
[初出の実例]「ゆかりとも聞えぬものを山吹の蛙の声に匂ひけるかな」(出典:貫之集(945頃)三)
「七条院の御ゆかりの殿原、坊門大納言忠信・尾張中将清経」(出典:増鏡(1368‐76頃)二)
③ 「ゆかりじそ(縁紫蘇)」の略。
[初出の実例]「ハアゆかりか妙だ妙だ。是でやっと目がさめた」(出典:滑稽本・大山道中膝栗毛(1832)初)

https://kotobank.jp/word/%E7%B8%81-37937#w-2141799

一番目に見える形でのゆかりといえばあの紫のシソの葉のふりかけではないでしょうか?あれも縁という漢字を使ってゆかりという読み方から来ているのですね。これはもはや説明不要の日本人の定番商品。きょうのお弁当のご飯にゆかりがかかっている人も多いはず。

もう一つは血縁関係にある人もゆかりのある人と表現されるみたいですね。また、夫から見た妻、または妻から見た夫。親族。一族。ということで結婚して円をつなぐという意味では血縁だけとは言えないですね。昔の田舎町では自分の家のお向かいさんと結婚したりして町の財産をほかの町に流出させないという政略的なお見合いがあったそうですね。今でも田舎の町と名前の付くところではご近所さん全員遠い親族ということもよくあります。

ゆかりのある人というのは親族も近所の人とも田舎の地域ではいえそうです。

もうひとつ「なんらかのかかわりあい。多少のつながり。ちなみ。機縁。」とありますが、自分と何らかのかかわりがある人はすべて縁がある人という認識をとれるのでしょう。よく昭和時代に言われた言葉で、電車の駅で切符を買って切符を切ってくれる車掌さんがいて切符を買って切ってくれる駅の人との一瞬のやり取りでもう二度と会うことがないような人でも縁があるからそこで触れ合うんだよね。といったと思います。

特に取り上げたいキーワードとしては「ちなみに」という言葉でしょうか?ゆかりのある人と事というのは何も人生の伴侶である夫や妻のことや母親父親だけのことをいうのではく、お話をするときに「ちなみに聞いておきたいんですけど」や「ちなみにちょっと伺いたいんですけど」というちょっと気になる質問のようにメインテーマより派生してあまり関係がないのだけれどどうしても気になって聞いてしまうというような人、事に置いても縁 ゆかりがあるということです。

そんな「ちなみに」くらいの一言が積もり積もって人の人生を変えていったりするのも事実。ちょっとした気になる。ちょっとしたこと。でも知りたい。そんなご縁も大切にできたらと思って今回のnoteを締めたいと思います。

ちなみに、今回のnoteはいかがでしたか?スキしてくれたらうれしいです。

ではでは~。

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