戦いの夢
インセプションのような夢を見た
海辺に住む人たちが慌てて車に乗り込んで津波から逃げようとしていた
ワイルドスピード並の運転で男が車を走らせていた
海から離れようとするが、地面が割れて空間が裂け、左に曲がったつもりが元の道に戻っていき、いつの間にかまた海へ向かっていた
「これは、世界が、裂けたのか!?」
後部座席に乗っていた男が驚いた
海の底では大昔に潰れた銀行が沈んでいて、今か今かと復活の時を待っていた
そして時が来て、捕らえられていた重役2人が動き出した
「○○銀行、成立」
補佐役が叫ぶと、牢屋から出せと言わんばかりに立ち上がり堂々とした風情を見せた
看守たちも寝返っており、立場は逆転し、体の小さいものから倒されていった
瞬く間にその銀行は力を取り戻し、この世で一番の大銀行として一夜にして復活を遂げた
___________________荒れた学校にて______________
生徒が数人しか通っていない、見た目にもいかにも荒れた高校があった
その高校ではビジュアル系の格好をした生徒たちがこう話していた
「もうすぐ、あの日だな」
「あぁ、巻き込まれずにちゃんと勉強しような」
そして迎えた当日
多くの生徒で賑わっていた
しかし、様子がおかしい
生徒たちはそれぞれの方法で戦い始めた
ガスト火を使うものもいれば、猫を放つものも
色香を使いながらもそのことがコンプレックスで泣きながら戦う者もいた
皆、この日だけは釈放され、学校に戻ってきた生徒たちだった
戦わずに1日過ごせれば刑務所に戻らずに済むのだが、どうしても戦ってしまうのだった
そんな中、先ほどのビジュアル系の生徒たちは耐えていた
廊下では恐ろしい殺戮が繰り広げられているが、それぞれの机でじっと教材に向かっていた
チャイムが鳴り、授業終了の時間が来た
「今年も、やりきったな」
勉強していたのは、そのビジュアル系の生徒たちだけだった
他の生徒は全員捕まり、また1年、少ない生徒だけで過ごすのだ
--------最後は3人----------
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