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【7days Book Cover Challenge ✴︎ Day7】

7日間ブックカバーチャレンジ最終日は、1冊ぐらいは、(そういう話は今まであまりしたことはないと思うし)編集を担当した本も挙げてみようと。担当した本には、幸運にも賞を取ったものなんかも他にあるのですが、この春、この本に関して嬉しいことがあったので。

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藤幡正樹 著『アートとコンピュータ』(慶應義塾大学出版会、1999)
https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766407389/
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現在は、広告などの販促物を作ることが業務のメインですが、「本を紹介したいので、書影の使用の許可いただけますか?」みたいなことの窓口もしています。先日、某大学図書館の方から、「教員のお薦め本」というコーナーで、推薦文と共に掲示したいとご連絡を頂いたのです!

初めて本を書く人には、「日本には納本制度というのがあって、刊行された本は、国会図書館に収蔵されるので、(大袈裟かもしれないけど)歴史に名を残すと言ってもいいし、100年後とかに読む人が居るかもしれない。」なんて話をしたりするのですが、刊行から20年を経ても、学生さんに薦めたいと言ってもらえるなんて! あの時、本を出せてよかったなと。

当時、社会人2年生ぐらいで、まだ仕事も多くないし、美術史専攻だったし、やってみない?という感じで担当することになったように記憶してます。藤幡先生はsfcの所属でしたが、アーティスト・イン・レジデンスでドイツのカールスルーエに居ると。会社のパソコンは共用、メールアドレスも共用、インターネットは電話でピロピロ繋いでいて、もちろんfacebookもtwitterもinstagramも存在しない時代です。

今なら「ゲラはPDFをお送りしますね」ですが、Air MailとかFedexで送ったり、無理矢理FAXしてみるとか、なんかそんなことで右往左往していたなぁと。今考えると「編集」として、どれだけの貢献ができたかは疑問だなと思いますが、私にとっては、いろんなお話を聞いたり、経験ができて、その後仕事をしていく上での大きなgiftになりました。

すでに、品切・重版未定の本ですが、古本の流通はあるようです。あとは図書館。
こちらの本は日光の家に持っていってしまっていて、今は手元に無いので、画像ですみません🙏
背もブルーでとても綺麗な本なので、お見せできなくて残念😩

表紙は、著者であるメディアアーティスト藤幡先生の作品を使っていて(黄色の鉛筆がちょっとのぞいていますよね)、カバーは、グラフィックデザイナーの永原康史さんによるタイポグラフィーで、デザインというより共作に近いと思います。カバーに載っている言葉は本文中から拾われたもの。

白場(しろば)や書体の使い方が好きで(お母様が書家だったとうかがった記憶があるので、余白の取り方などが、書道をしていた私にはなじみやすかったのかもしれませんが)、その後、永原さんには、たくさんの本の装丁をお願いしています。

そして、バトンですが…
本を作っていた頃、藤幡ゼミにいてご協力いただいた、現在は世界的な嗅覚アーティスト上田麻希さん @makiueda https://www.instagram.com/makiueda/ にお回ししても…と思っていましたが、すでに別なバトンが来ているようですので、ご興味のある方は、覗いてみてくださいね。

(きりがないので)なるべく考えずに本を選ぼう(笑)と思っていましたが、あの本がいいかな? この本も…となって、いろいろと考える愉しい時間となりました。(大型本は、ほとんどこちらに置いてなかった😭)

バトンを渡してくださった斎藤智子さん @tomoko_saito_aromadesigner https://www.instagram.com/tomoko_saito_aromadesigner/ 、河原真友子さん @myamyamyakurazo https://www.instagram.com/myamyamyakurazo/ ありがとうございます。
ブックカバーチャレンジに7日間お付き合いいただきありがとうございました。

■藤幡先生(現在は、東京藝術大学名誉教授)の言葉は、最近だとこちらかな(ページ下部に記事のリンクあり)
https://bizzine.jp/person/detail/907/

■永原さん(現在は、多摩美術大学教授)の文章は、最近だとこれですかね。
https://gdr.jagda.or.jp/articles/1/

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7日間ブックカバーチャレンジは、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジです。参加方法は、好きな本を1日1冊、7日間投稿するというもの。本についての説明なしに表紙だけの画像をアップして、毎日1人の友達を招待してこのチャレンジに参加してもらうとのこと。スルーしても、バトンを渡さなくてもok。

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