読書|噛みあわない会話と、ある過去について
ふとした時、頭によぎる過去の出来事。向き合うことも逃げることもできないまま、大人になってしまった。
短編全4作。自分の一部となっている過去の思い出ってありますよね。
それが嫌な記憶の場合、自分一人の出来事ならまだしも、誰かと共有してしまっているとあらぬ方向にモヤが行き渡ります。
昔の教え子だった”パッとしない子”が芸能人になった。
"誰からも嫌われていた子"が、世間の注目を集める塾の経営者になった。
自分目線で過去の出来事を見つめた時と、他人が思っていたことのチグハ