主語、巨人

前書き

なんで下心は下心と言うのだろう。上心があるのだろうか。いつもどおり筋トレと歯磨きをして、リップクリームを塗って(塗らないと唇カサカサになる)布団に入ると、眠れない夜にありがちな脈絡のない疑問が浮かぶのでした。
上心って心臓じゃないかな〜とか思っていると、頭の中のソクラテスがこう言いました。
「しかしね君、本当のところ善いものについて何か知っているというのだろうか」
そこに僕の頭の中にいる綾波が「上心って、何?」と聞いてきたので僕は「純粋な愛だよ」と答えて綾波をなでなでしてあげました。あうあう言いながら素直に撫でられてる綾波の無表情が少し嬉しそうに見えて僕も嬉しくなりました。
結局のところ僕の認識次第なのです。世界であれなんであれ僕が僕であるために勝ち続ける必要もなくて、主体がなければ何も思い浮かぶこともなく、世界(物自体)がなければ表象の始まりに説明がつかないのです。
性欲が満たされた後は性欲は鳴りを潜めます。賢者…と呼ばれる存在になった時だけ僕は真実の愛に目覚めます。
「今まで抱いていた恋愛感情は性欲ではないか?」
李徴が性欲だっていいじゃないかと叫ぶ。虎になっていた僕は人間だった記憶を思い出しながら語り始めた。
「恋愛は人間が、生物としての究極の目的を達成するための感情だ。 何が真実の愛だ。 生物としての性欲に恋愛が含まれているんだよ」
そうだそうだー!
高校生の頃に賛成はagreeだ!反対はdisagreeだ!と知ったときには英語はなんてシンプルなんだろうと思いましたが、別にそんなことはなかったです。
恋愛とは僕は性欲の一部分に定義したいけれど、言葉とはその使われ方であります。僕の定義が世界に合致していなければ偽。
それに、愛は恋愛にもあって、それは性的関係以外でも見られるのです。
わからなくなったので寝よう。
いや寝られなくて考え始めたこと、なのです。
「小生は難しいことはわからないがもう送迎バスとか無くせばいいと思うのだ。人手が増えるあてもなくてシステム開発への金もないなら責任の割にコスパわりぃのだ。そんなにガキが心配ならてめぇで送迎すればいいのだ。」
小生!?
お前は小生じゃないか。元気してたか?
小生は合理主義者で僕の中の僕だ。
一貫した主張をするせいでたまに過激になってしまうのがだめなところ。そのせいで小生は彼女に振られた。小生の口ぐせは「情緒不安定じゃない女性と結婚したい」だ。
僕は小生にいつもそんな女性はいないと言っているが、小生は感情も制御できないで他人に当たり散らすような人間と一緒にいたくないと言う。
僕は小生みたいな人間は女性側から願い下げだろうと思った。女性は共感を求めるというが小生は共感の語彙が「わかる」しかないからLINEの返事はいつも3文字。
全くこれだから男ってやつは…(主語の拡大)
主語が超大型巨人となって地ならしを始めたころ、僕は由比ヶ浜の砂浜であの夏の日を繰り返していた。そんなに仲良くない4人で花火をやった日、それ以降集まることはなかった4人だけど、その記憶がずっと繰り返している。
多分その子か何となく好きで、でも僕はそのとき付き合ってる子がいて、だからじゃれ合いのようなそういう会話だった。
夜の横須賀線はちょっと混む。でもほんのちょっと。
北鎌倉駅で降りてみてほしい。ちょっと歩けば鎌倉だし、その距離が楽しい。
トンネルはくぐれなくなっているので、大船方面じゃなく、鎌倉方面の改札を出て、少し歩けば建長寺がある。もし大船方面の改札から出てもグルっと踏切を通って反対に行けるのて安心してね。それで、改札出てさらに歩いていくとトンネルがあって、ずっと歩くとあの鶴岡八幡宮につく。建長寺じゃない方向にも行ける。何だか忘れてしまったが、歩いていたら知らない山道で鎌倉の周りをぐるっと一周してたことがあった。普通にハイキングコース?っぽいところ。途中に洞窟を抜けて行く銭洗弁天があったり。不幸なのはその日が雨だったことである。
また別の日には切り通しと呼ばれる鎌倉時代の名残りの道を歩いたりしていた。
ほんのり好きだったあの子も鎌倉に住んでたなぁとか。組んでたバンドのドラムも鎌倉に住んでたなぁとか色々思い出すのでしばらく行ってないけどまた行きたい。

ほんだし

「本来」という言葉や「本質」という言葉は使い勝手がいい。
自身を簡単に賢そうに見せることができる魔法の言葉なのだ。
しかしそのような言葉はある危険性をはらんでいる。
あたかも本来そうあるべき何かがあって、それ以外のものは本来でないから排除してしまうのだ。
例えば
「人間の本来の恋愛の形は男女の関係である」
という場合を考える。
昨今のメインストリームは愛の形は様々であるという考えが一般的であるため、この主張における「本来」の持つ意味の危険性が伝わるだろうか。
本来や本質という言葉を連発する奴は怪しい。
そいつの言う本来や本質はただのそいつの主張なのだ。

あとがき丸

酔わないで普段からこれだけ支離滅裂な思考なので日常の会話も苦労しています。
這い寄れニャル子さんを作業用BGM代わりにに見てたら日本語がおぼつかなくなった。

チョコパイ食べたい