自然と街と人と
人のいない都心ほど素敵な場所はないと思う。
多くの人が集まること前提で作られた場所だからこそ、そこにいるはずの人がいないと言うだけでこんなにも素晴らしい風景が生まれるのだなと感じる。
そういう意味合いで言うと登山なんかはそれに近いかもしれない。登っている最中はそんな頻繁に人とすれ違うことはない。空気が気持ちいいし、なんせ緑の中にいるだけでなんとも心地よい気持ちにされられる。
そしたら街はどうなのだろうと考えたときに、似たような感覚になる時がある。
たまにすれ違う人。朝の空気は澄んでいて気持ちいい。ビルに囲まれているのに感じる孤独感。それがなんとも気持ちいい。
結局癒されるのって、街か自然かって訳ではなくて人が居るかいないかなのかなって思ってしまう時がある。
早朝の街の気持ち良さよ
葛城 涼介