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「やりたいこと」と「やった方がいいと思っていること」の混同

最近、いわゆる自己啓発本に分類されるような本を何冊か立て続けに読んだ。もともと小説ばかり読んでいるような私が、書店でなぜか手を伸ばしてしまったものだ。

複数冊読んで、自分の中にストンと落ちてきたのが、「やりたいこと」と「やった方がいいと思っていること」を混同していることは往々にしてあるよね、ということだ。

言葉を選ばずに言えば、私たちは幼い頃から今に至るまで、絶えず外部から価値観を押し付けられてきていて、それがずっと大きな影響力を持っている。
例えば、親からの「髪を染めるなんて/ピアスを開けるなんてダメ」「好き嫌いせずに食べなさい」、テレビや電車の中吊り広告で目にする「まだ脱毛してないの?」「ジムに通って健康になろう」なんていう価値観に、そうとは気づいていなくても私たちは影響されていて、別に心から望んでいるわけでもないのに、「やりたいこと」だと勘違いしている。

私はずっと真面目・優等生と言われてきたタイプだ。大抵は親や周りの大人の言うことに従ってきた。だから、先月書いた「今年のやりたいことリスト」も、「やった方がいいと思っていること」のオンパレードだ。

最近なんとはなしに自己啓発本を手に取ってしまったのも何かの縁だと思って、本当のやりたいことリストを書いてみてもいいかもしれないと思っている。



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