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花火の見えるお家

今まで11軒のお家に住んできた。

小2で越してきたお家は
住んでいた期間が1番長くて、
6年間分の思い出がある。

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その家は、近所にミスドがあった。
休日の朝に1人でよく行ってたミスド。
頼むのは決まってココナッツチョコレート。
この頃から気に入ったものができたら
冒険しないタイプだったみたい。

ミスドでは、何故かいっっつも
「マンマ・ミーア!」(映画)のサントラが流れていた。

そのせいで
ココナッツチョコレートとマンマ・ミーア!の音楽は
私の中では休日の朝のイメージなのだ...!

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その家は、割と近所に
ロイヤルホストというファミレスがあった。

学校で三者面談があった日の帰りに
「ロイヤルホスト行っちゃう?」
と母に誘われて行ったのが最初で最後。
たしか、コスモドリアを食べた気がする。

なぜだか、ロイヤルホストは
"特別な時にしか行けない場所"という認識をしていて
その1回がとてつもなく印象に残っている。

大人になって
初めて自分で食べに行ったロイヤルホストでは
コスモドリアを頼んだ。
おまけにオニオングラタンスープまで。

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その家は、まあまあ近くに
ディズニーランドがあった。

毎日時報のように
20時半になると出窓から小さな花火が見えた。

母が所謂Dヲタで、
口癖は「ディズニーに行きたい」だった。
おかげ様で、ディズニーの英才教育を受け
年パサー(年間パスポート所持)も経験させてもらえた。

年に数回、自転車でパークに通った記憶は
日常と夢の狭間でキラキラとしている。

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