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2002年からの武術エッセイ

身を歪め、腰をひねり、腕に頼る。これらは体さばきのときに邪魔になるのです。
腰をぴったりきめる。
研ぎ澄まされた剣のように腰を使い、相手との間合いの中に切り込んでいく。左右にさばくときも、肩を捻り、腰をまわしてからだを使ってはなりません。
そんなことしなくても、すり足がからだを運んでいけば、上半身は捻りもゆがみもしないまま斜めに左右にからだを運んでくれるのです。

「体捌き、足捌き」・・・・腰をひねり肩を歪め、肘をはる・・・・そんなことを排除したところから出てくるものだと思います。

2004年12月記す。

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