見出し画像

2002年からの武術エッセイ

私にとって形意拳の五行拳は、骨格あるいは関節の並べ方を確認していく、いわば武術体のチューニングをしていくような役割をはたしている。
特に崩拳は、からだのなかの働きを確認する意味において重要な拳である。

色々な動きをしていて、ちょっとおかしい。
武術のテンポからはづれてきたなと思ったら、五行拳に帰る。
そして、またそこからいろんな動きを応用して、太極拳になる。

そして、さらに、移動する土台(脚、腰)からでも安定して勁がだせるようになると八卦掌に進む。

そして、また、おかしくなると五行拳にもどる。

その繰り返し、繰り返し・・・・・・。

稽古とは、何回も初心に返り、何回も挫折してまた初心にかえることの繰り返し。

最近、つくづくそう思います。

2004年7月記す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?