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武術的老子解説

原文

谷神は死せず。
これを玄牝という。
玄牝の門、これ天地の根なり。
綿々として在り続け、これ不動を用いる。

解釈

生命が生まれ出てくるところは亡くなることはない。
これを玄牝という。
玄牝の門は、天地の根源である。
延々として存在し、その働きをやめることはない。

コメント

天地の根源は天地の間にある。
地にかたむくことも天にかたむくこともない。
技も天地の根源より湧き出る。
湧き出なくなるのは、天地の間に居座ろうとするからだ。
天にも地にも頼ることが無くなれば、技は虚空の中から湧き出して尽きることはない。

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