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トンカツが食べたい

ひとり暮らしになって、一番遠ざかってしまったことは「料理」かもしれない。特に、「揚げ物」に関しては、お店のプロが作ってくれる揚げたてをいただくのが一番!

今日は、数日前からずっと食べたかった「トンカツ」を目指して、昔からやってる地元のカツ専門店へGO!以前からそのお店の存在は知ってたけど、タイミングが合わなかったのか行ったことはなくて今回が初めて。専門店って、何とな~く敷居が高い(笑)
たまには良いよね~プチ贅沢♪
大いなる期待、食べる気満々、足取りも軽く扉を開けると…
えっ、お客さんゼロ?
お店のオバちゃんと目が合ってしまい、逃げる、じゃなくて出るわけにもいかずに着席。

「ランチタイムのトンカツ定食」と「通常のトンカツ定食」のどちらを頼むかでしばし悩む。古ぼけたメニューの写真はボケボケで参考にならないし…(えーどうしよう。。)
「ランチの肉は切り落とし。所詮、端っこだからね端っこ」って、お店のオバちゃんが執拗に値段の高い方を勧めて来る。

切り落としの端っこかあ~
せっかく来たんだし、どうせなら美味しいトンカツ食べたいよね。
ってことで、
「すみません!普通のトンカツ定食にして下さい。」と注文。

厨房で、バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!バン!もしやあれは、肉を叩く音ではないのか?

(オイオイ!そんなに叩く?肉がなくなっちゃうよー)

10分ほど経って運ばれてきたトンカツ。お皿からはみ出してる。
えーーーデカい!すごーい!
と思いながらよく見たら、薄く広がっただけだった。

専門店という看板に、全面的信頼を置いてしまった自分を反省。

長い年月の間に、老舗の味も変わってしまったのだろうか…

もう再び訪れることはないと思ったにもかかわらず、お金を払う時に向けられたオバちゃんの笑顔に、思わず「美味しかったです。また来ますね。」と返してしまった私。何の抵抗もなくこうして良い人を演じてしまう自分に苦笑いしながら、店を出た。

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