4.たまたま街に出掛けたらお姉さんたちに持ち帰られた...

目が覚めると甘いようないい匂いと真っ白な家具で揃えられた別世界
記憶にない見たことない景色にソファの上で頭痛を気にしながらずっと固まっていた

10分くらい経っただろうか
隣の方から足音が聞こえて震えながら待っていると
扉が勢いよく開くと同時に聞き覚えのある

??「痛っ」

という声がした。
大きな音と恐怖で体が飛び上がった私を見て

?「ごめん起こした?」
 「扉でつまずいちゃった」

現れたのはまこさんだった
コップに水を入れながら

ま「昨日のこと覚えてる?w」
 「とりあえずお風呂でも入る?」

もちろん覚えてるのはお店にいたのが最後でその後のことは覚えていない
それよりも女性経験もないし女性の家にもあまり行ったことのない自分の状況にびっくりしている

おどおどしながら風呂場へ案内されている途中
どこかの部屋からまこさんを呼んでいる声が聞こえる
その声も昨日聞いたことのある声ですぐにななさんだと分かった
声がどんどん近くなってきてななさんが部屋から出てきた

な「おーおはよう」
 「まこー俺の服ある?」
 「お風呂一緒に入る?w」

からかわれて多少真剣に考えながらもスルーしてお風呂へ案内される
マンションに住んでいるのは外を見たら分かったがとにかく広い
案内されている途中にまこさんが話していたがまとめると

・2人は一緒に住んでいる
・ななさんは今から仕事で焦っている
・ななさんの『俺』っていうのは癖

ということらしい
一人暮らしの自分からすると羨ましい限りだった

脱衣所には何から何まで全て用意されていて

ま「ゆっくり入りな〜」
 「洗濯物は洗濯機ね!」

と言って服を脱いでいる間に

「行ってくるねー」

と言って2人でどこかに行ってしまったようだ
2人とも仕事なのだと思い
昨日出会った人の家に1人でいる状況にパニックになりそうになりながらも
お風呂へ入ると疲れが吹き飛ぶようになくなっていく感じがした

よくわからないまま1時間程お風呂で過ごした後
用意されていた服を着るとあまりにもつんつるてんで笑ってしまった


〜登場人物〜

私 19歳 大学生 彼女いない
内気人見知り 1人暮らし 細い 女性経験なし

まこさん 22歳 黒髪ロング 社会人 可愛い系 彼氏いない
清楚系お姉さん 落ち着きのある感じ 特徴のある高い声
ゲームセンター勤務

ななさん 22歳 金髪セミロング 社会人 クール系 彼氏いる
ギャル系お姉さん 人見知り知らずな感じ ハスキーで低めの声
アパレル系の仕事

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