知らざぁ言って聞かせやしょう

今度ラジオのイベントに出る事になったので思い出して見るんですけど
最初にラジオに触れたのって、多分車の中だったんですよ。
父がメチャクチャな野球ファンだったからずっと野球中継が流れてて
母は母で鼻持ちならないおしゃれな感じだったのでJ-WAVEがずっと流れているような家系で、どうして僕みたいなものが生まれてしまったかと言うと、オフシーズンにやっていた所ジョージのラジオだったと思うんです。
その時の僕はラジオの仕組みもわからないし、局というシステムもわからないけれど、所ジョージというおっさんがめちゃくちゃに面白いということだけを脳に叩き込まれて、ラジオでは偶にそういうめちゃくちゃ面白いおっさんに出会えるということを知るんです。で、なんでか知らないけど祖母を病院に送る車の中で鶴光を聞いたりし始めるんですよ。大丈夫なのかその環境。でも、いつだって僕の中ではラジオは車の中で聞くものだったんです。
全然関係ないけど幼少期に聞いた鶴光の噂のゴールデンアワーのハガキだったと思うんですけど、「おっぱいの谷間に顔を埋める」っていうのでおっさんたちがキャッキャ騒いでいて、幼稚園だか小学生の頃の僕はまだそこに目覚めてなくて、その楽しさを理解したいんだけど周りに谷間があるほどおっぱいのある人がいなくてえらく難儀した思い出があります。未だにわからないので誰か楽しいかどうか教えてください。実践で。よろしくお願いします。

閑話休題

その後小学校に進み親の車に乗ることが減り、カーラジオから距離をおいたのですが、僕が中学の頃。中学生男子なんてものは夜中に眠れなくて、漫画も本もゲームも手につかなくて、それでも無音は嫌だけど、いつも聞いている音楽は聞きたくない、そんなぐちゃぐちゃした夜があるんですよ。ましてや僕はそういう時にばったりであってしまう音楽や小説を主食に育ってきてしまったので、逆張り人生として逃げ場が全然ないんですよ。だから、なんかそこでテレビも見たくなくって、ラジオの電源を入れたんです。まぁ、コンポなんですけど。そこで出会ったのが、深夜ラジオの帝王だったんです。
死ぬほど笑った。僕より性格の悪い、僕より遥かに頭のいい、僕より遥かにこじらせた人間が、一人でずっと喋ってる。伊集院光深夜の馬鹿力は、中学生の僕の鬱屈を吹き飛ばしたんです。そして、僕はラジオの仕組みをゆっくり学び始めます。なんかオールナイトニッポン(当時はナイナイがやってたはず)を聞く気になれなかった僕はまずTBS JUNKを帯で聞き始めました。
当時は
月 伊集院光
火 爆笑問題
水 アンタッチャブル
木 スピードワゴン
金 極楽とんぼ
土 コサキン
だったと思います。(おぎやはぎとか、スピードワゴンの声も聞いていましたので、あやふやです。2部だった可能性もあるな)
そもそもオンエアバトルから始まるお笑いブームの端っこで
「長井秀和とユリオカ超特Qとパペットマペットと18KINが好き」
と宣っていた人間です。性格の悪いお笑いが好きに決まってる。
だからこそ深夜ラジオの毒を吐く感覚が嫌いなわけがないのです。
中学高校時代は深夜まで勉強をしてラジオを聞いて寝るサイクルが出来上がりました。お陰で授業中に寝る選択肢が出来上がり、成績のバランスが酷いことになっていったのですが。

大学に入り、バンド活動で家に帰らなくなり始めたあたりで、少しずつ離れてしまったラジオですが、天城のラジオ遍歴はこの様になっております。
ポッドキャストの黎明と衰退とか、ウェブラジオとユーチューブのお陰で出会えた電気グルーブの気の狂ったラジオだったりとか、小林賢太郎の有耶無耶の後とか、今でも何かがあったら「あ、ラジオつけたら誰かなんか言ってるかもな」なんて思うほどには、アタマの何処かにラジオがそんざいしています。というか、喋り方とか結構影響受けてるんじゃないかと、自分としては思うわけなんでございますが、いかがでしょう。

といったところで、天城のラジオ遍歴のお話でございました。
お目汚しでございました。

あ、最後に
「胸の谷間に顔をうずめると楽しい」かどうか試させていただける女性、DMの方お待ちしておりますので、よろしくお願いします。おま。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?