北の守護者 多聞天(の機械?)

(SSSランクボス〈虚飾〉のヘシベムを討伐したため、〈虚飾〉のヘシベムのスキル、【刻ノ隙間ギャップス】を獲得しました。Sランク迷宮を突破したため、特別ボス〈メカ多聞天〉が現れます。)

マジ?
なんで自分が殺してないのにカウントされんの?

すると……

ゴゴゴゴゴゴ

周りの地面が、揺れ始めた。

マグニチュード8はある。

「ギギギギ…侵入者を発見…侵入者を発見.排除します.レベルファースト 完璧究極貫通三又矛パーフェクションアルティメットペネテレーションスリープロングデュスピア
三又矛銃スリープロゲッドガン

巨人とも肩を並べられるレベルの巨体を持つロボが現れた。

早速危なさそうな魔法を放ってきたので、防ぐ。

さすが特別ボスの攻撃なだけある。

結構重い。

「攻撃を実行.レベルセカンド 完璧究極幻影三又矛 パーフェクションアルティメットファントムスリースピア 狂乱暴走フレンジーラナウェイ

これは流石さすがに防ぎきれなさそうだったので、避けた。
攻撃力に特化した攻撃のようで、攻撃速度自体は遅い。

だが、攻撃範囲が、広すぎて、巻き込まれた。

レベル3は、喰らえば必ず死ぬだろう。

『【刻の隙間ギャップス 時間停止トキヨトマレ】、【地獄の焔ヘルフレイム 全ノ式 無間地獄】、【極寒地獄コキュートス】、【血ノ宴ブラッディ・パーティ】【賢者虵】【元最強】…………ハ効果ガ切レテイルカ。」

殺られる前に殺る。

持っているだけのスキルを出した。

「ククク、俺がいることも忘れるなよ。【百鬼夜行】、【冥土剣】、【最硬ノ鱗】。全員に装備させる。争いは、常に全力出さなきゃな。」

サンキュー、レイブ。

行くぞ。

こっちが逝くかもしんねえがな。

「レベルサーズ 無限矛舞 翡翠鳥カワセミノ瞬き」

矛が次から次へと現れさらに翡翠鳥カワセミノ瞬きで速くなる。
だが、それらは壊される。

まったく攻撃が聞いていないことに焦ったのか、レベル4を始めた。

「レ、レベル4フォー 究極破滅死王剣アルティメットブレイクデスキングソード 逆五芒星インヴェーデッドペンツグラム

来た来た。

俺が一番苦手な必殺魔法。


新しいことを試してみようか。

「【邪悪な鋭輝球】」

魔法を封印してみた・・・・・・・・・

もしかしたらのもしかしたらでやってみたが、うまくいたらしい。

効果は結構長持ちする。

短くて数千年後かな?

それまではこの魔法の封印が解けることはない。

逆に言うと、数千年後、どうなるのか考えてみたい。

「レベルファイブ 完璧究極幻影破滅魔神剣パーフェクションアルティメットファントムブレイクデビルソード

一つの魔法にこめられた、これまでの魔法。

その魔法を生身で、受け止めた。

全身に走る痛み。

体がが半分削れた。

『【回復魔法ヒール 超回復スーパーヒール】』

体を全回復させる。

「おい、大丈夫だったか?ほれ、ハイポーションだ。それとも鎮痛剤が欲しいか?」

「コレミテダイジョウブトオモエルソノノウミソガシリテェヨ…アア、クッソイテェ。チンツウザイヨコセ。」

鎮痛剤を飲んで朦朧としていた意識がハッキリするようになった。

だが、まだこいつを倒せていない。

こいつを、一秒でも早く倒す。


「レベルゼロ 無還ムヘトカエレ

「【地獄の焔ヘルフレイム 無ノ式 阿鼻叫喚】」

 二つのゼロが、ぶつかった。

通常、0と0がぶつかろうが、結果は変わらず0である。

だが……

二人の力が大きすぎたせいで、0がマイナスになった。

世界は、このマイナスを背負いきれなかった。

四次元の世界へと、放り込まれた。

それが、黒孔球ブラックホールと化した。

そして、弱かった方のマイナスを生み出したものを、無へと帰した。

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