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1/9(火)朝刊スクラップ~台湾総統選、迫る~

 4年に1度行われる台湾総統選。1/13に投開票日を控えており、台湾国内だけでなく、対米・対中関係という視点からも注目が集まっている。
 現与党である民進党からは頼清徳氏が立候補。同党は1986年に民主化運動の担い手が中心となって結党されたため、台湾の独立性を重視する立場を取っている。頼清徳氏は米国とのパイプを持っているため、米国との関係を重視している有権者の受けが良い。
 これに対して最大野党国民党からは侯友宜氏が立候補。同党は野党に転落した2000年代に対中融和路線へと切り替えており、対中関係を重視する産業界が支持基盤となっている。侯友宜氏は、現状、中国との戦争になりかねないと訴え、平和への道(対中関係融和)を主張している。
 第3政党である台湾民主党からは柯文哲氏が立候補。やや中国寄りの政党であり、民進党と国民党の対立を良く思わない若者に人気を集めている。上記2者と比較するとやや劣勢だが、選挙終盤に巻き返すとの予測がなされている。


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