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茶番

よく行くカフェには
ボックスが2席、カウンターが6席

言ってしまえば
広くて煙草が吸えるだけの場所

よく帰る家には
ベッドが1つと、椅子が1つ

狭くて煙草が吸えるだけの場所

M1.王舟「瞬間」

みんなは、言葉の由来は調べるだろうか
自分はあまり調べない

人より知識欲以外の欲望が強すぎて
あまり「なぜ!?知りたい!」とか
そういったジャポニカ学習帳のCMみたいなノリになれない、のである。

また、調べる、というより自分で勝手に考えて
また、独りで勝手に納得することで完結する、
便利な独りよがり寄りの性格で、ある為である。

知識人でもないのに「のである」とか「また」
みたいなノリは正直恥ずかしいし、
独りよがり寄りの性格は口に出すと
だいぶ言いにくいし、

正直治した方がいい部分である。


タイトルからお気づきかも知れないが、
上の13行(数えたので間違いない)は
全て"茶番"である。

また、"茶番"の由来は
「茶汲み役の俳優が滑稽芝居をすること」であるらしい。

ちなみに自分由来(勝手に考えたこと)の"茶番"は
「お茶をしながら流し見できること」から
来ていることにした。

というか、していた。

正解があるなら、まぁそれに準ずる
と、素直に寄り添えるのは自分の良いところである。

尚、直前3行もまた、"茶番"である。

M2.never young beach「なんもない日」

コーヒーカップを買った。
最近の良いことである。

佐賀まで行って、有田焼の陶器市で
お気に入りの1セット、ソーサーとカップを揃えた

一度だけコーヒーを淹れた、
家での茶番。

飲みながら考えた
この間調べた、茶番の由来

茶汲み役の俳優、平たく言えば売れない芸人
滑稽、は酷く差別的な言葉であるし
自分を以てなんとも笑えない話である。

居た堪れなくなって家を出たが
行く当てもある訳がないので
カフェに向かった

飽きずにまたもコーヒーを頼んで、
カフェまでの道、というか
これまでの道を思い出す。


そういえば自分の人生は面白味があった
気がするし、

流し見はできない、ガン見でも足りない
左手にビール、右手はチョリソー
そのくらいごっついやつじゃないと
まぁ多分だが流し込めない。

軽く開き直りだがこれまでの人生
茶番ではない、とか思いながら
少しだけ励ました

自分への茶番

M3.思い出野郎Aチーム「週末はソウルバンド」

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