hitsuji

ラジオや音楽や本に何とか生かされています。

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最近の記事

使命

友人が亡くなった。 「24歳でまだまだ若くてこれからなのに」と、母は言っていた。 友人の死以降、以前に増して 「親に何をしてあげられるのだろう」 と考えることが増えた。 「感謝の気持ちしかない」と言い切れる程、大人にはなっていないし、これからもそれは変わらない気がする。(多分それは精神的に親に甘えてしまっているから) それでも、親の残りの人生あと20年くらいを、どうすれば幸せにできるのか、と考える。 方法の一つとして、手紙で感謝を伝えることをいつも考えているが、まだ出

    • Stand By Me

      言わずと知れた名作映画「Stand By Me」 この映画を見たり、主題歌を聴くと、思い出す友達がいる。 彼は中学時代のサッカー部の友達で、かなり厳しかった部活を共にした戦友だ。 たまの休みも数人でよく遊んだりした。 遠いところにあるショッピングモールに自転車で遊びに行って、ゲームセンターに入り浸ったり、部活が終わった後にサッカーをしたり、夏に川に飛び込んだり、 そんな思い出がいくつかある。 ただ特別仲が良かったわけではない。 同じグループで遊ぶが、2人きりで遊ぶこと

      • 移ろう

        24歳を迎える前後のここ数ヶ月、毎日が楽しくない。つまらない。 小学校高学年くらいから希死念慮はあったし、勝手に一人で傷ついたりしてきた人生で、元々毎日が楽しくない方ではあるが、 それにしてもつまらないのである。 原因の一つは、おそらく仕事だ。 夢だった仕事が身体に合わず辞め、現在の仕事に就いた。 いわゆるホワイト企業だし、お金だってそこそこもらえる。 でも、何も目標がないし、ロールモデルのような先輩もいない。 特に目指す先もなくただ日々を済ませるだけだ。 もう一つは、

        • SNS癖が悪い

          SNSをつい見すぎてしまう。 自分はSNSばかりを見ている人を嘲笑してしまう気持ちを持っているが、自分自身がそうなのだ。 今考えると中学生くらいからその傾向はあった。 中学生になるころに親にipodtouchを買ってもらい、LINE等で同級生とつながった。 連絡を取り合うのが楽しかった。 それだけなら健全だが、人のプロフィール画像やタイムラインをずっと見てしまうようになった。 人に対して興味があるのに、興味があることをさらけ出せない。 このような人間にとって、SNS

          律する

          最近よく考えることがある。認知症の祖母の人生についてだ。 彼女は激動の時代を生き抜き、辛い出来事があっても目の前のことを丁寧にコツコツやる、人に感謝をする、自分を律する、そんな人だ。 私は、仕事が早めに片付いた日は、施設に入っている祖母に電話を掛ける。 彼女は、同じ話を同じ熱量で説く。 「人生は何が起こるか分からない」 それが話のいつもの結論で、彼女の人生の答えなのかもしれない。 電話を切るときはいつも、とびきりの感謝を伝えてくれる。 「いつもありがとうね、何もしてあげられ

          創作する

          1.受け身で消費するもの 2.活動するもの 3.創作するもの この3種類の趣味を持つのが最も良い と、Twitterか本か何かで読んだことがある。 3つ趣味を持つことは難しいが、存外この3種類を持つことは悪くない。 私の日常では、お笑い、ドラマ、映画、読書、ラジオ、サッカー観戦、などが1に当てはまる。 これは辛いときでもできる。 ランニング、水泳、散歩、温泉、などは2に当てはまる。辛いときには中々できないが、やった方が精神的には良い。本当に精神的にまずくなると、狂った

          創作する

          コーラと和風チキンカツバーガー

          僕はそんなにコーラが好きじゃない。歯に砂糖のザラザラした感覚が残るのが不快で小さい頃から好きになれない。 じいちゃんはコーラが好きだ。 近くにあるケンタッキーによく二人で行き、 じいちゃんはいつもコーラと和風チキンカツバーガーを頼んでいた。 僕が小学校高学年になったあたりからは、 「じいちゃんはいつものやつで良かけんね」と、常連さながらのオーダーをお願いしてくるようになった。 当時は特に何も思っていなかったけれど、今考えると当時80くらいのじいちゃんがコーラとハンバーガー

          コーラと和風チキンカツバーガー