中森 泉

2021/4/28(水)〜。売文業志望です。よろしくお願い致します。ネットがあまり得意…

中森 泉

2021/4/28(水)〜。売文業志望です。よろしくお願い致します。ネットがあまり得意ではないので、こちらから能動的に働きかけることはそんなにないと思います。その上で、「フォロー」や「スキ」をいただければ幸いです。

最近の記事

100人の作家の想い、あるいは日本中のすべての人々の想い

 2020年は歴史的な大転換の年になると思う。  後世の歴史教科書には必ず記載されるだろう、「コロナウィルスが世界中に蔓延した」と。  コロナウィルスは2019年の12月にはテレビのニュースで言及されていたように記憶しているが、島国である日本にはそうやすやすとは流入してこないとだれもが−−ぼくを含めて−−考えていた。  しかし、実際には違った。  未知のウィルス−−それは時にはペスト(黒死病)にも例えられ、デフォーの『ペスト』やカミュの『ペスト』が書店の店頭に平積みにされ、

    • 愛ではなく、恋

      「確かに恋愛には季節がある。春があり夏が来て、やがて秋になり冬となる。しかし、多くの恋は春のままで消えてしまう。気持ちを伝えられないまま、春のままで消えてしまう」  著者である林伸次氏は、以上のように感傷的なことばを本書のなかに書き記す。  私が重要だと考えるポイントは、本書が取り扱うのは〈恋〉であって〈愛〉ではないところだ。それは本書のタイトルにも表れている。〈恋〉というものは、〈愛〉に推移するものだから、〈愛〉のほうが高尚な概念だとふつう思われがちだ。なるほど、たしか

    100人の作家の想い、あるいは日本中のすべての人々の想い