きっことぼくたち #1

ちゃれんじ園にて...
きっこ「みんな〜!お外で大縄跳びしない?」
にゃっきい「やるやる!」
みみりん「みみりんもやりた〜い!」
きっこ「さくらことまるりんは?」
さくらこ「わたし...跳ぶのが苦手だから、縄を回す方やってもいいかな...?」
まるりん「私も...」
きっこ「全然問題ないよ!じゃあ行こう!」
5人が外に出ようとすると、サッカーボールを持ったぞうたが鼻歌を歌いながら横を通った
きっこ「ぞ...ぞうた!」
ぞうた「なんだよきっこ」
きっこ「もしかして...サッカーしに行くの?」
ぞうた「もちろんだぞう!」
きっこ「昨日も一昨日もずっとやってたじゃない...今日は私達に大縄跳びやらせてよ!」
ぞうた「いやだぞう!昨日からみんなと約束してるから変えられないぞう!」
外で...
とりっぴい「ぞうたなにやってんの?」
ぶうた「あ、きっこと言い争ってる」
けんと「ほんとだ」
きりんた「しばらく終わりそうにないね...」
しまじろう「うん...」
教室の中...
きっこ「なんでいっつも自分勝手なの!?」
ぞうた「自分勝手なのはそっちだぞう!」
きっこ「なによそれ!」
まるりん「きっこ...」
きっこ「まるりん?」
まるりん「私...やっぱりここで遊ぶね」
さくらこ「私も...」
きっこ「まるりん...さくらこ...」
まるりん・さくらこ「ごめんね...」
にゃっきい「あー...私もそうするね」
きっこ「にゃっきい...」
みみりん「また今度にしましょ?」
ぞうた「ふんっ!どっちが自分勝手なんだか!」
きっこ「...。」
みみりん「さ、一緒に遊びましょ」
きっこ「...っ!」
きっこはみみりんの手を振り払い裏庭の方に行った
みみりん「きっこ...」
ぞうた「気にすることないぞう、どうせ明日には元に戻ってるぞう」
裏庭にて...
かんた「わぁ!ありさんが行進してる〜」
もんた「本当だ〜!」
きっこ「...。」
かんた「きっこ!」
もんた「一緒にありさんの行進みない?」
きっこ「悪いけど...今はそんな気分じゃないの...1人にしてくれない?」
かんた「そ...そんな...」
もんた「僕たちが最初にいたのに...」
きっこ「いいから!どっかに行ってよ!!」
かんた「う...うん...」
もんた「わかったよ...」
かんたともんたは教室に入って行った
きっこ「...。」
きっこ(なんで...みんな...教室で遊ぶって...)
きっこは蹲り泣いた

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