答えたくないことは、別に答えなくていい

ここ最近、そう思うようになりました。

聞かれた瞬間に「…はあ?(怒)」と不快感がわくタイプの質問はそもそも答える気にならないのでいいのですが、それより注意すべきなのは、
「聞かれた瞬間に強い不快感はわかないけれど、でも少しもやっとする」
といったタイプの質問です。

強い不快感がないので、話の流れでうっかり答えてしまうことが多いです。その後で、

ああ、やっぱり話すんじゃなかった。
黙っていれば良かった…。

と、とても後悔する羽目になった経験が、私には結構あります。

何となく答えたくなくて、
「え~と、あれ、どうだったかな?はは笑」
と道化じみた返答をしたら、
「おいっ!笑 いやいや何で忘れてるのー?」
といじられ、それは物凄く嫌でした。
何で笑ってごまかそうとしたんだろう。
答えたくないと素直に言えばよかったのに、と何度も思いました。

いいんですよね。
答えたくないなら、別に答えなくて。

大抵の場合、相手は何となく聞いているだけです。
話のタネとか、会話の流れとか。
何となくの相手が聞いてきたことに、何故まじめに返答する必要があるのでしょう。

…と、まあ今ならそう思えますが以前の私は、
「相手に聞かれたことは、答えなくてはいけないもの」
という無意識の思い込みがありました。
苦い体験を何度か繰り返し、今はもうそんな風には思っていません。

以前と変わったのは、
「聞かれても答えないことリスト」
を心に持っていること。

答えられない訳じゃ無い。
でも聞かれたら少しもやっとすることって、本当はすごく答えたくないことです。
だから、私は答えてしまった後ですごく後悔しました。

「聞かれても答えないことリスト」を心に持っておくと、つい答えてしまった…という事態が無くなります。
私の場合は、家族のことや結婚周りのこと、その他にもいくつか。

リストにあることについて聞かれたら、
「そうですね、あまり○○について話すのは好きでは無くて」
「ちょっと、ノーコメントで」
など普通のテンションで答えます。

誰にだって言いたくないことはありますから、大抵の場合は「あ、そうなんですね」と終了します。
別に相手だって、何となく聞いてきただけですから。
相手の何となくに合わせる必要なんて、ありません。

小さなことですが、こういうことの積み重ねが自分にとって大切なことだと感じています。

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