Rino Emmy S

国際結婚後、北海道暮らしを7年。現在、米・California州在住。夫、娘5歳、猫と…

Rino Emmy S

国際結婚後、北海道暮らしを7年。現在、米・California州在住。夫、娘5歳、猫と4人家族。 アメリカ生活、育児、ライフスタイル、現在に限らず過去の経験や思うことを気ままに綴っています。自営アトリエ、la maison NAGI-凪- IG:@lamaison_nagi

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    きょうも旅は続く。 自分の中で捲った1ページ📕ずつをシェアしていきます。

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扉を出るとき

見送り。 名残惜しくても、ほんの数分だったとしても その瞬間が、愛に溢れている人っていると思う。 「あーまたこの人に、この人達に会いたいな」 と思わせてくれる、見送られる側からのビュー。 優しい笑顔と、その笑顔を囲んでる ベールのようなもの。 扉を出るとき、見送られたあと、何とも言えない温かな気持ちになる。 美味しいものを食べたり、お酒をシェアしたり 人生について話したり、家族みたいに一緒に過ごした時間が その最後に凝縮されたような。 北海道に住んでた時に、いつ

    • Flowしていく人生と、音楽と。

      彼女の中に、flowしているもの。 環境や私以外の人に触れて 少しずつ膨らみ始めているもの、 彼女の中の音楽。 純粋で無垢で 何も縛られるものがない、彼女だけが感じている世界。 それに触れさせてもらった時間。 昨日娘がマイクを握りしめ、覚えた歌を2曲ほど披露してくれた。 その姿を目の前にしながら、そんなことを感じ取っていた。 まるで自分が小さかった頃みたいだった。 娘と同じ歳頃の私。 ソファを舞台にしてマイクを握りしめて歌っていた写真があって その記憶の中の自分と娘が

      • 密かに決意したこと。

        ”You are what you eat"  -身体はつくられたものでできている- この言葉は 30歳を過ぎた頃から、意識するようになっていた。 それは、体質や体調が変わりやすい妊娠出産を経た現在も、 日々意識している言葉、食に対するモットーだったりする。 とは言え、時には食べ過ぎたり、ストレスを食べることで消化しようとしたり、 ジャンクフードを食べることもある。 良い時もあーやっちゃってるやん、って時も 身体は正直だなー。と感じさせてくれる、時に自分を律するような

        • voice training〜自分だけのじかん〜

          産後4年ほどのブランクを経て ヴォイストレーナー業を再開した。 現在はカリフォルニア州Orange county内に、 アトリエを構えて営んでいる。 @lamaison_nagi  (サービス内容は、よもぎ蒸しとヴォイストレーニングです) 上記のブランクを除いたら、10年以上教える仕事に従事している。 特にここ数年は、”セラピーの一環” としての ヴォイストレーニングが楽しい。 レッスンを受けたいクライアントさんの中には 「歌が上手くなりたい」 「歌の苦手な部分を克服

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          5本

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          forgive myself

          思い出した事がある。 まだ娘が8ヶ月の時、 日本にいて 大きな台風がきて、緊急事態を経験した。 ちょうど夫は、数週間アメリカ出張中で もしかしたら避難になるかもしれない、 自分が経験したことのないレベルの台風だったので 不安でいっぱい。 もうパニックだった。 初めて住んだ山梨県にいるときの出来事だった。 運転もようやっとの新しい土地で、 1人で赤ちゃんと猫を守らなくちゃ! と必死だったが、もうわたしの心は限界突破していて 実家の家族からの電話で泣き叫んでいたっけ。

          forgive myself

          暮らしが馴染んでくるまで

          4月、どうしようもなく心がざわめく。 「春」という季節は 何年経っても、自分にとって毎度なんだか不安定でしょうがない。 日本にいた時も、アメリカにいても見事に同じなので 少々自分に呆れる。 約1ヶ月前、家族で引っ越しをした。 3年と半年、住んだ場所から 私たちが望む、新たな景色を見るために。 引っ越してから、 前を向いて全てが楽しく進んでいくはずだった。 それとは裏腹に 以前住んでいた家(コミュニティ)が忘れられない。 一番の理由は、アメリカで初めて暮らした場

          暮らしが馴染んでくるまで

          どこ吹く風と匂いの記憶。

          アメリカに来てもうすぐ2ヶ月が経とうとしている。 旅行ではなく、住むためにやってきた。 どんな経緯で移住したかは今回の記事では割愛するが アメリカにきてからずーっっと記憶の中にある「匂い」 「香り」を探している。 それはきっと安心したかったり まだ心と脳が 「果たしてわたしは本当にアメリカにいるのだろうか?」 と現実では認識しながらも、まだ心と身体がその現実を探そうとしている。 から。 10月吉日、1歳の娘と猫を連れてカリフォルニアに降り立った。 (正確

          どこ吹く風と匂いの記憶。