体癖6種 やりもしない事を「する」と言ってしまう心理

「〇〇したい」を「〇〇しようと思っている」という宣言ではなく「〇〇したいほどの気持ち」という感情表現として使う人は一定数いる。

「したいならすれば」と言ってしないのは本当のゴールがそこじゃないから。到達点を見てほしいんじゃなくて現在の状態を見てほしいという人もいる。

例えば「〇にたいと言っているのに自〇しない人」とか「別れたいと言っているのに付き合い続ける人」とかいるけど、そういう人は「やりたい内容ではなく気持ちを気にかけてほしい人」だと思う。苦しい辛いと感じてもそれ以上に伝え方を知らないから「この先するであろう行動」を示して伝えようとする。

こういう発言をする人達は「将来の事を語るが、見てほしいのは現在」という事だと思う。

どうしようもないほど大きな気持ちが押し寄せてきて、自分自身でも抜け出し方が分からなくなった人の頭の中には「絶望的な将来像」が浮かんで、その将来像を説明する事で現在の困難さを伝えようとする。

なぜそうやって実際しない事を「する」と言い切ってしまうかというと、自分自身が本当に何をしたいのか分かっていないから。他の人達は「したいと思った事をする」という原則が通用するけど、この人達は常に「状態の移り変わり」の中にいるため「自分がこのままどこに向かうであろうか」しか知らない。

将来像と自分の欲は無縁であり、「浮かぶもの」は決して「したいもの」ではない。「向かっているもの」が「自分が向かわせているもの」だという自覚が無く、自分はそういう運命なんだろうという見方で見る。
おそらく、普段から流れに乗って、自ら方向転換のために行動を起こすという事を滅多にしない人だからか。



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