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タイプ9的な何か

最近、ずっと寝てる。一日中って訳じゃなくて半分以上起きているのに、記憶があやふやすぎて「あれ?起きてたっけ……?」みたいな。

生きる事のストレスとか、騒がしさとか。起きて、生きている間のプレッシャーの数々。なんか、休めない感じ。
忙しくないのに忙しさだけがある。

だるい。病気な訳じゃなくて、エネルギーが無さすぎてだるい。そしてエネルギーは要らない。
このまま時が流れていけばいいな……みたいな?無抵抗の流れ。無重力空間。空の奥の宇宙や、永続的な静けさに思いを馳せる。

時間感覚が曖昧なので昨日の夜がずっと続いてる気がする。ちょっと戻ったような気もして、「あれ…おかしいな……」って。

起きている時の私の周りの空洞(?)がどういうわけか恐ろしい。私の周りに空気しかないって、取り残されたような感じがする。全方向に空間がある。剥き出しになった傷のようなヒリヒリ感は、心の奥底で現れ、塞ぎたいような衝動が私を落ち着かなくさせる。

ずっと囲われていたいみたいな、包み込まれたいみたいな。それが無いと孤独感に襲われる。空虚の中を吹き抜ける乾燥した風は私を干からびさせる。風化され散るノスタルジックな切なさ。

素敵な場所は私を呼んで引き寄せるよう。引力に負けてフラフラと物陰に吸着する。見逃された空間への親近感。光と騒音の引き裂きから離れて、存在しながら存在しないみたいな。気付かれない事に謎の安心感を感じてしまう。私は既にそこに居ないみたいな。

私は何を考えているんだろう。何も考えてないだろうな。
ただ周りの環境を眺めて、風などの音に集中すれば、視覚的な明確さが失われて流動的あるいは霧になるみたいな。その中で溶けるみたいな。

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