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読書記録 伝えるエッセイ

図書館でふと手に取った1冊。

伝えるエッセイ
〜心に届く文書の書き方
著・重里徹也/助川幸逸郎

最近ハマっていることは、このnotoという場で自分の考えていることを形にすることだ。


書くほどに言葉の難しさにぶつかり、読み返すといつも「これでいいのか?」と疑問をもつ。
自分の理想とする形式をみつけることができたら、より楽しく言葉と向き合えるような気がした。

文章を書くテクニックを知識として知り、繰り返しチャレンジしていかなければ上達はしないだろう。
何度も見返せるよう、ポストイットを貼った箇所を記録しておく。



なんのために書くのか。
すぐ思い浮かぶ答えは二つあります。一つは他人に伝えるため。もう一つは自分自身で自分の思考や感情を知るため。
面白いことに、この二つのことが同時にできるのが文章を書くことの醍醐味です。
何かを好きになるというのは、素晴らしいことです。
〜中略〜
何かを好きになることほど、この世で素晴らしいことはないかもしれません。「好き」はあなたの生を意味づけることだってします。
エッセイを書くときにいくつか心がけていることがあります。
その筆頭は「伝えること」です。もっとも恥じるべきは、ひとりよがりの文章です。
小説というのは単に論理的に読む(頭で読む)だけではわかりません。
むしろ理性も感性も総動員して読む(全身全霊を使って読む)事が必要だと思うのです。
 ぼんやりともの思いにふけりながら文章を見つめる。その文章と心を通わせ合いながらしばらく時間を過ごす。時が流れていくのを感じながら、その本を撫でたりさすったりする。それでこそ、優れた小説を味わえるのではないでしょうか。
エッセイと評論の違い
 正しさよりも〈相手の心にとどくこと〉をポイントにして書くのは、エッセイも評論も同じ。ただしエッセイは〈そのひとなりのおもしろい見方〉が提示されていればいい。評論には〈対象の本質にせまろうとする厳粛さ〉が要求される。
文章を書くのは最終的になんのため?
たとえばラブレターを書いたとするよね。
〜中略〜
文章は、じぶんがのぞむ反応を相手から引き出すためにかく。
タイトルのつけかた
1、主要人物の名称にちなむ
2、叙述の対象となる出来事の舞台を使用
3、キーワードやキーアイテムをかかげる
4、叙述の対象となる出来事や「主題」を象徴的にあらわすフレーズをもちいる

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