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読書感想(Audible版) 森絵都さん『最後は臼が笑う』

こちらは、Audibleで聴いた後に、Kindleで文字として読んでみました。

短編小説なので読むにしてもそんなに時間はかからないものではありましたが、その二つを比べてみての違いを述べてみたいと思います。

Audible版の方が方言をうまく表現できる(のではないか)という点です。
こちらの物語の登場人物が話す方言を使う地域に住んだことがないため、朗読されたものが正確なのかどうかの判断はつきませんが、より個性を持ったキャラクターになっているという印象がありました。
作中では「見た目の個性がないことが個性」というキャラクターもいたのですが、それが潰されているということではありません。
イントネーションの違いや声のトーンによる感情表現があると人物像というのはこんなにも想像しやすいものなのかと驚きました。
絵本の読み聞かせが子供を育てる上で良いとされている理由が改めて良く理解できました。

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