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48.前前世因縁その2

47回で書いている最中に、色々な気付きや発見があり、それを加えると文章がごちゃごちゃになってしまうので、47回の追加ということで書きますね。

始まりは、今世に転生した前世が遠藤基信の仮称遠藤さんが起こした不可解な行動からでした。

ひとつは、自分を「藤原」と名乗りたがること。もうひとつは、ノートメンバーのヒルデガルドさんに入っている魂のひとり政宗公の母の義姫様と対立すること。そしてもうひとつは、ヒルデガルドさんと私に、福島の医王寺に行けということでした。

以前のノートを読んで下さっている方には繰り返しのお話しになりますが、遠藤さんが初めて前世が遠藤基信だと判ったきっかけが、仙台市の北山にある覚範寺に行った時のこと、境内にある義姫様のお墓の前で金縛りになって、苦しみ脂汗を流したことに始まります。
その理由は、前世で義姫様の命令を聞かずに、自害してしまったことでした。
輝宗公が殺されて、政宗公の後見人として支えて貰おうとしていたやさきの事だったからです。だからその怒りを今世でぶつけられたのです。

そして福島の医王寺に行ったら、ヒルデガルドさんの過去世が、源義経に従って戦死した佐藤兄弟の弟だったということが判ったのです。
それから、遠藤基信の前世が佐藤基治で、佐藤兄弟の父親だったのです。つまり、ヒルデガルドさんの過去世の父親となるのです。

それだけでも驚いたのですが、佐藤兄弟の母は乙和御前でした。更に調べてみると、なんと乙和御前は義姫様の前世だったのです。

ハハハ、複雑になってしまいましたね。

ヒルデガルドさんは、義姫様の息子だったということです。ですから今世で、前世が政宗公の子供の津多の魂と義姫様の魂が入っているのです。

そして歴史の因縁ですが、47回でお話ししました佐藤基治は、福島の信夫を領地としていましたが、源頼朝の奥州藤原氏攻めの時、佐藤基治は伊佐朝宗に滅ぼされます。伊佐朝宗は恩賞として、伊達郡を拝領します。そして名前を伊達朝宗と変えます。つまり伊達家の初代です。

時が過ぎて、伊達輝宗公が米沢を治めていた時、遠藤基信が伊達家重臣の中野宗時の家臣になった後、中野宗時が謀反を企てていることを知り、輝宗公に報告したために、謀反を事前に防ぐことができました。遠藤基信は伊達家の重臣として重用されるようになりました。ところが、中野宗時の恨みを買い、今世の遠藤さんが様々なトラブルに巻き込まれてしまったのです。

さらに輝宗公の時、奥方の義姫様は山形の最上氏から嫁いできたのですが、一節には、輝宗公の刺客として送り込まれたと伝えられています。最上氏が伊達家を滅ぼそうと計っていたというのです。その婚姻を斡旋したのが、中野宗時だったのです。

このような歴史の流れで、伊達家に滅ぼされた佐藤基治と妻の乙和御前が、次の転生で遠藤基信と義姫様に生まれ変わり、伊達家の人間となりました。今世では、仮称遠藤さんとヒルデガルドさんの守護霊の魂として存在しています。

まったく綾なす糸のような人間の人生ですね。今生きている私たちは、過去世の深い因縁が関係しながら生きているのです。

今回も読んで下さりありがとうございました。また次も読んでいただければ幸いです。感謝いたします。

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