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雑記:じーっとパソコンを見つめながら。

相も変わらず、小説を書いている。書く時間と、書く量はあまり変わっていない。同じくらいの時間で、同じくらいの量を書ける。そこはあまり変わらない。

でも、書いたあとに、推敲をするでしょう? そこに、すごく時間がかかるようになった。

少し前までは、誤字脱字がないか程度の確認で、文章を大きく変えることはなかった。でも最近は、本当にこの表現で良いのか、助詞はこれで良いのか、これで真意が伝わるのか、もっと違う言葉はないか、そもそもこの物語はおもしろいのか、とても悩む。

だから、なかなか完成しない。

今までも、自分のできる精一杯のおもしろいを文章にしてきたつもりである。そのとき書ける一番を書いてきた。今は、その精一杯が、まだある気がして、もっと先の「一番」がある気がして、時間をかけてじっとりと向き合っている気がする。だから、なかなか完成しない。

プリンターを買ったので、印刷して読んでみる。パソコン画面で見るより、不自然なところが目につきやすい。音読してくれるアプリで、耳で確認してみる。不自然なところに気付いたりする。直してまた聞く。何度も聞き直して、何度も直す。

下手に知恵がついてしまったのだろうか。うまく書こうとしすぎているのだろうか。もっと、ありのままで良いのだろうか。そんなことも、悩んだりする。

もっと先の自分が見たい、と思うのは、自分が少しだけ、成長できたからなのかもしれない、とも思う。今までは満足できていた出来でも、今は気になる。もっと先がある気がする。

何が正解なのかはわからないけれど、今は悩むこと自体とも向き合う時間なのかもしれない、と思って、毎日じーっとパソコンを見つめている。


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