忘れられない人へ
今日はみなさんに謝らなくてはならないことがあります。
僕は、秋谷りんことしてnoteをやっていますが、実は秋谷りんこではありません。
これはハンドルネームでもないし、僕は男です。40のオッサンです。最近仕事も辞めました。汚い狭いアパートで独り暮らししている、酒浸りのただのオッサンです。
りんこは、別れた妻の名前です。
秋谷は、妻の旧姓。
僕は別れた妻になりすまして、この半年ちょっと、noteを書いてきました。
まず、そのことを謝らせてください。
騙したみたいな形になって、申し訳ありませんでした。本当はずっと言わないつもりでした。でもフォロワーさんが増える中、良心の呵責に耐えかねて、告白することにしました。
小説のたぐいは全く書けません。妻が置いていったパソコンに残っていたものを、投稿しています。もうすぐストックがなくなります。そしたら、もう書くものはありません。
過去に結婚式の写真を載せました。
モザイクをかけたほうが、僕です。
写真の中で笑っている花嫁が、僕の別れた妻です。
ヨーロッパのレースに出場した記事も書きました。あれは、半分本当で半分嘘です。レースに出たのは本当です。でも、もし別れた妻が応援に来てくれていたら……と思い、願望を書いたのです。皮肉なことに、その賞品で素敵な自転車までいただいて、何と言っていいのやら。
僕がなぜこんなことをしているのか。
それは、妻の名前でSNSをやっていれば、いつか妻の目に止まるかもしれない、と思ったからです。
もし妻が僕を見つけてくれたら、僕はあの日の小さな嘘を謝って、もう一度やり直したい。そのために、僕は、より多くの人に読んでもらえるような記事を書かなければならない。
もしかしたら、もう僕をみつけてくれてるのかい?りんこ。こっそりフォローしてくれてるのかい?
素直になれないだけなら、怖がらないで言ってくれよ。りんこの、そういうところ、僕は今でも愛しているよ。
早く連絡をください。僕はいつまでも、いつまでも待っているよ。