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雑記:出会ったのは、54の物語。

もうすぐ2021年も終わろうとしている。一年を振り返るにあたって、今年一番熱心に取り組んだことは何? と聞かれたら、迷わず「小説を書いたこと」と言えるだろう。

趣味で小説を書いて、去年の夏からnoteに投稿するようになった。フォロワーさんとの交流も楽しく、コメントで感想を言っていただけることが素直に嬉しかった。

いくつもの企画にも参加させていただき、どれも思い出深い。

今年、私がnoteに投稿した小説は、数えたら54作品あった。よくそんなに書いたものだ。よくそこまで熱中して書けたものだ。どれも、のめりこむようにして書いた。

今年一番スキをいただいた小説はこちら。1800文字くらいなので、未読の方は、良ければお読みいただけると嬉しい。

これが一番というのが、何とも私らしくてとても喜んでいる。企画参加作品だったので、いつもよりたくさんの方にお読みいただけたのだと思う。企画してくださる方にいつも感謝いたします。

小説を書いているのは私なのだけれど、書いているとき私は、登場人物たちに書かされているような気がしている。私が頭で考えて書いているはずなのだけれど、私にとって小説を書くこととは、空想と現実のはざまで、登場人物たちが動くさまを目で追って熱心に観察して、ときどき秘め事に耳をすませ、隠し事を暴き時には隠蔽し、それを描写する行為だ。それが、思ってもない方向に行くときもある。だから自分でも驚きながら、なるべく丁寧に観察して書く。小説を書くことは、私にとっても、新しい世界との出会いなのだ。

今年は、54もの新しい物語と出会えた年だったのだ。

悲しい物語のときもあれば、理不尽な物語のときもあった。怖い物語のときもあれば、少しだけハッピーエンドの物語もあった。私は、登場人物たちに書かされている小説によって、刺激を受け、また新しい物語と出会うのだ。

まだnoteに投稿していない小説が、あと8本くらい完成している。来年も、新しい物語との出会いを楽しめる一年になりそうだ。



#2021年の出会い

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