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カクヨムに投稿した小説です。こちらにも全7話分載せるつもりです。
はじめて小説を書き始めた月の、一番大好きなおはなし。 夏が終わります。夏は嫌いですが、夏にできたこのおはなしが大好きだ。今年の夏には感謝してる。
魘される彼女に私がしてあげられることは無い。 そもそも私だって患者の一人であるからだ。喉の痛みに、目覚めている間は何度も圧倒された。吐き出す唾には赤い血が付いててもおかしくない筈なのに、なんて事ない透明な泡ぶくが、次から次へと湧いて出てくるだけだった。 単に喉の一点だけが、煤けて熱を持ち、痛みを訴えかけるだけなのに、どうしてこんなにも脳味噌を独占できるのだろう? どんな考えにも勝って、痛みは忙しいコールセンターばりに主人の私に応対を求め続けた。 向かいのベッドの彼
投稿が久しぶり過ぎて画像が貼られてなかったことに今更気づきました。 読み返してみるとめっちゃ苦しいですね...文字数制限ってかなり難しい技術だと思い知らされました。情景描写は苦手だけど、削りすぎるデメリットにも気付けました。感謝。https://blank.ujiqn.com/