見出し画像

SUPER SAPIENSS ついに目覚める!!

 皆さんは『SUPER SAPIENSS』(スーパーサピエンス:略してスパサピ)というプロジェクトを知っていますか?

 2021年3月、とある映画祭のスペシャルトークで一堂に会した3監督、
 堤幸彦監督(SPEC、TRICK)
 
本広克行監督(踊る大捜査線、サマー・タイムマシンブルース)
 
佐藤祐市監督(キサラギ、ストロベリーナイト)
「自分たちは本当に作りたいものを作れているのか?」

と口を揃えます。
 今の映画業界のシステムでは、それは難しいと感じた監督たちは、全く新しい作品づくりの仕組作りから始めようと意気投合し、プロジェクトが走り出しました。
 ここでは、これまでのプロジェクトの流れと、今後の展望についてご紹介します。
👇スパサピ公式サイトはこちら

👇最新情報はこちら


1.プロジェクト発表会

 2022年1月19日にプロジェクト発表会が開催されました。
 発表会は、プロジェクトの代表者である森谷雄プロデューサーの言葉で始まります。
 音楽業界では『BTS』が世界的に人気を博しています。また、映像業界では『イカゲーム』が大変な話題となりました。
 しかし、これらはどちらも韓国発のプロジェクトです。韓国では国を挙げての政策として、エンターテイメントに大変な労力と資金を注いでおり、国内にとどまらず、世界への発信を焦点にプロジェクトが進んできました。
 かつての日本エンタメ業界は、世界に通用するヒントをたくさん発信してきましたが、今や海外のオリジナル作品として逆輸入されているという状況です。
 そこで、3監督が集い、会社に言われた作品ではない、内職みたいな映画を作るべく「ショクナイ」プロジェクトを発足します。
※ショクナイとは、業界用語で内職のこと。
 第一弾プロジェクトとして、
・縦読みマンガWEBTOONの制作
・作品の映像化
 マンガ制作部門として『株式会社コルク』のCEOである佐渡島庸平氏をメンバーに迎えます。
 また、『FiNANCiE』CEOの國光宏尚氏もアドバイザーとして加わり、最強の布陣でスタートします。
 作品の映像化は、堤監督を筆頭に、本広監督、佐藤監督とリレー形式に制作されていきます。全く異なるストーリーですが、大きな幹の部分は1つという壮大なプロジェクト。
 『100年続く連ドラ』『持続可能なエンタメDAO』を合言葉に、監督、ボードメンバー、サポーターの心が一つとなり、未来に向かってスパサピ号は出航しました。
👇プロジェクト発表会アーカイブ動画はこちら

2.FiNANCiE(フィナンシェ)

 プロジェクトを進めるにあたり、作品づくりの仲間を集めるためのプラットフォームとして、新しいクラウドファンディング2.0である『FiNANCiE』が選ばれました。
 発表会の同日、FiNANCiE上での初期ファンディングがスタート。3月16日まで約2ヶ月間の初期サポーター募集が始まりました。
 発表3日で2000万ptを突破するという驚異のスタートダッシュをきり、初期ファンディング結果は、
総支援額:45,890,000pt
サポーター数:1071名

となりました。
 初期トークン単価は約23円/トークンですが、その後、マーケットプレイスでのトークン2次流通が開始され、現在のトークン単価は29.8円/トークン(2022年6月1日現在)と、約1.3倍となっています。
👇FiNANCiEサイトはこちら

3.スパサピナイト

 2022年2月1日。記念すべき第1回目のTwitterスペース『スパサピナイト』が配信されます。初期ファンディング終了までの毎週火・木曜日に配信され、現在は毎週火曜日に継続されています。
 ほとんど何も決まっていない状態から始まったサポーター参加型のプロジェクトを成功させるため、毎週さまざまなアイデアが生み出されていきます。
 ボードメンバーから、ラジオのオープニングみたいなジングルが欲しいよね、という話が出た際には、なんとサポーターがジングルを作成して、採用されるなんてこともありました。
👇ジングルを制作してくれた岡さんのブログはこちら

スパサピナイト配信のボードメンバーは以下(敬称略)
森谷雄: アットムービーCEO
渡辺尊俊: 宣伝プロデューサー
成瀬拓也: ウィルフォワードCEO
松本淳一: オフィスクレッシェンド取締役
👇スパサピ公式Twitterはこちら

Twitterスペースはある期間が過ぎるとアーカイブが消えてしまいますが、奇跡的に以下の2回分は、M-CLOUDに保存されています。
スパサピナイト (Twitter Space / 10 Feb 2022)

スパサピナイト (Twitter Space / 22 Feb 2022)

👇ボードメンバー成瀬さんのnoteはこちら

4.spatial chat

 毎週月曜日には、spatial chat(スペチャ)を活用した『月9会』と呼ばれる、監督とボードメンバーによる会議が深夜まで繰り広げられています。
 スペチャのラウンジルームは1000トークン以上保有のサポーターに公開され、『裏月9会』が何度か開催されました。月9会の会議を終えたボードメンバーとのコラボ井戸端会議なんてことも。
 また、2月19日にはスペチャ上で、『スパサピ交流会』が開催され、ボードメンバーとサポーターとの交流を深めました。
 3月3日には、スペチャルームからYouTubeLive配信があり、映画.comの公開インタビューがとりおこなわれました。
 インタビューの裏側まで生配信してしまうとは、未だかつてない体験です。
👇映画.comインタビューのアーカイブ動画はこちら

5.映像化第一弾

 映像化第一弾は、堤幸彦監督作品の刑事物サスペンス。
 そして、本作の原案・脚本を担当するのは、堤監督が天才と絶賛する萱野孝幸監督。
2019年の作品『電気海月のインシデント』の舞台挨拶で、お2人は対談しています。
👇対談の様子はこちら

 サポーター特典として、第一稿の脚本がFiNANCiEスレッド上にアップされました。
 第一稿は通常であれば世に出ないもの。サポーターのボルテージが上がります。
 サポーター有志による本読み会が企画されるなど、エンタメDAOとしてサポーター参加型の形を垣間見ることができました。
※DAO(Decentralized Autonomous Organization):自律分散型組織

6.第1回俳優オーディション

 いよいよ撮影に向けてプロジェクトが進んでいきます。
 オーディション応募条件は、
860(ハロー)トークン以上保有者
 
しかも、860トークンを持ち続ける限り、将来、何度でもオーディションに参加できるという太っ腹な設定です。
 プロジェクト発表当初、森谷プロデューサーの元に有名俳優さんから、是非参加したいとの話があったそうですが、その方にも例外なくトークンを購入してくださいとお話したそうです。
 このプロジェクトに共感した人に参加してもらいたいという強い思いがあるためです。
 当初は2022年末に撮影が開始されるものと予想されていましたが、監督の早く作品を世に届けたいという強い思いがあり、4月16日、17日にスペチャにてのオンラインオーディションが開催されました。
 かくして5月初旬、主要な配役が決定し、撮影に向けて急ピッチで準備が進んでいきます。

7.WEBTOON

 映像化に並行して、WEBTOONマンガの制作も進んでいきます。
 WEBTOONの制作に大抜てきされたのは、コルク所属で漫画家志望のちょびさん
 ちょびさんのYouTubeでは、映画やWEBTOONについてのさまざまな考察や実験が行われています。
 サポーター限定スレッドには、WEBTOONの進捗情報がアップされ、作品作りの過程を共有できるというクリエイターエコノミーの醍醐味を味わうことができます。
 WEBTOON作品の発表方法や時期はまだ明らかにされていませんが、映像作品と合わせて2度楽しめるということで、大変期待しています。
👇ちょびさんのYouTubeチャンネルはこちら

8.共犯者

 スパサピではサポーターのことを『共犯者』と呼びます。
 監督、ボードメンバー、サポーターが共創するプロジェクトとして立ち上がったスパサピ。
 今までとは違ったやり方で、あんなこともこんなことも試してみようとの思いもあり、サポーターのことを、共犯者と呼んで一体感を強めています。

9.ネセサリー

 映像関連で『ネセサリー』という言葉を聞いたことはないと思います。それもそのはず、この言葉はスパサピから生まれました。
 ネセサリーとはエキストラのことです。
 エキストラとは、映画やドラマの主人公や名前のある配役以外の周囲にいる通行人や群集などの端役を演じる出演者のことです。
 『エキストラ』は英語で表すと『extra』で、直訳すると「追加の」とか、「余分な」という意味になります。
 スパサピでは、エキストラも物語の重要な出演者と捉え、『necesary(ネセサリー)』=「必要な」「なくてはならない」ということで、『ネセサリー』と呼ぼうということになりました。
 100年続く連ドラですから、将来、一人のネセサリーについてのスピンオフドラマが制作されるかもしれません。
 そんな想像をするのも、スパサピならではの楽しみ方です。

10.今後の展開

 今後の展開として、以下のことが予定されています。

・ジェネレーティブNFTの配布

 初期サポーター特典として、サポートコースに応じた特別なNFTが配布されます。
 ジェネレーティブNFTとは、色や装飾の組み合わせにより、世界に1個しかないNFTを作り出すことができます。
 初期サポーターの証として、どのようなデザインのNFTが配布されるか期待です。

・スパサピアパレルの販売

 スパサピサポーターの一体感をさらに強めるため、スパサピ公式ロゴ入りのTシャツ、ロンT、キャップ、ステッカーが発売されました。現在販売のグッズは2022年限定版もあり、今しか手に入らないというプレミア感もあります。
 今後はキャラクター商品やサポーターデザイン作品も販売されるかもしれません。
👇SUPER SAPIENSS SHOPはこちら

・コンテンツ東京2022への登壇

 2022年7月1日に東京ビッグサイトで開催される『コンテンツ東京2022』のセミナーに、3監督と森谷氏、佐渡島氏、國光氏が登壇します。
テーマは、
日本初のエンタメDAO『SUPER SAPIENSS』が目指すクリエイターエコノミーの形
 
当日は、スパサピTシャツを着て集合なんて計画も。また、スパサピをアピールする大きなチャンスと捉えています。
👇コンテンツ東京2022についてはこちら

・SUPER SAPIENSS『The Beginning』

 堤監督作品の撮影に先がけ、『The Beginning』というショートムービーが5月30日、31日の2日間で撮影されました。配役やボランティアスタッフはサポーターから選出されるという、これも新たな試み。
さらに、ネス(エキストラ)もサポーターから選出されました。
👇撮影秘話はこちら

 そして、7月1日のコンテンツ東京2022にて、メイキングムービーのお披露目があるかも?
 僕も『The Beginning』のボランティアスタッフに参加しましたので、詳細については、後日紹介します。
 最新情報は、スパサピ公式TwitterやFiNANCiE内スパサピコミュニティをお見逃しなく!

11.最後に

 スパサピの船旅はまだ始まったばかり。これから100年続く作品作りの中で、荒波もさざ波もあることでしょう。
 作品を観て楽しむも良し、サポーターとして参加するも良し。
 皆さんも私たちと、未知の旅を体験してみませんか?

SUPER SAPIENSS
ありえない組み合わせで送る日本初のエンタメDAO始動


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?