#23 栄冠ナイン振り返り 9年目

昨年は甲子園ベスト4入りを果たし、次こそ、今度こそは優勝……!
という気概が高まる9年目。

今年のフォロワーから名前お借り新入生は
リリース〇、内角攻めを始めから持っている投手かおなしさん。
パワーC、いぶし銀などを持ち、性格が内気な二塁手ピータンさん。
のおふたり。

それ以外だと転生OBや転生プロがいたものの、能力的には特に突出してるわけでもなく、むしろ三振持ちが多くてなんとも言えない感じ。当たりの年ではないかも。


新入生の赤特殊能力が多い事に不安を覚えながらも、そこは強豪ふぁぼ立呉山高校。プロ入りした先輩たちが予定表に並び、次々に赤特を消していってくれる。歴史の重みを感じるね……

ピッチャーの堀口くんをぬるりと三塁手に転向させ、一生走力を上げさせつつ、夏の大会に向けて練習練習。
内野陣の走力・肩力・守備力を今まで以上に重視して鍛えていく。これも脇山弟(通称 復讐の擬人化)のエラーから学んだこと。


5月末。練習試合を申し込めるようになったので「ちょっと腕試ししてみよっか」と軽い気持ちで名門の志度東高校にぶつかってみる。
しかしマウンドにあげた投手は次々打たれ、打線も沈黙。5対1で負けてしまう結果となった。やはり名門の壁は厚い。

かと思ったら翌週さらに練習試合の申し込み。次は名門の上山高校である。
このキツすぎる連戦に「またあの監督が選手をトマトに例えてストレスかけてる」と苦言を呈される中、やはり打線が抑え込まれて4対2の敗北。
甲子園優勝を目指す身としてはここで勝って自信をつけたかっただけに、この2連敗は現実を思い知らされた気分。


現実を知りつつ迎えた夏の大会。もはや甲子園出場までは前提になりつつあるので結果だけ書いていくと

一回戦:香川商工 15対2(8回コールド)

二回戦:土庄実業 2対9(7回コールド)

三回戦:志度 5対1(9回まで2点しか取ってなくてちょっと怖かった)

準決勝:三木 7対3

決勝戦:丸亀商業 1対10

という感じで危なげない勝利。いや、スコアだけ見ると危なげないけど、大体打ち始めるのが8回とかだから実際はちょっとひやひや。
この辺で「さりとてが抑えだけど結構スタミナあるし、杉山の調子が悪い時は先発をさせてもいいなあ」という考えがちらほら生まれ、その準備をしておく。
これが後に大きな成果を産むことになる。


ここからは翌日の配信の内容になります。リンクは後程。

甲子園一回戦は西東京代表の檜原高校。総合戦力B。
ピッチャー陣のスタミナが低めなのを見てニチャア……と嗤う監督。しかし先発の杉山が先に撃ち込まれ、4回終わって1対3で追っている状況。

5回表。ランナー2塁の場面でしゃもがレフト前ヒット。赤石がスクイズを決めて1点返す。
そこからカット打ちマン狩野が粘りに粘り、最終的にエラーで出塁して1,3塁。
その後は4番吉川、5番小瀬が追撃して5対3。逆転に成功する。

すぐに1点返されてヒヤリとするも、最後は守護神さりとてがきっちり抑えて5対4での勝利。初戦からなかなか厳しい戦いだった。
そして、その厳しさを物語るように事件が起こる。

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先発杉山、スロースターター取得。

スロースターターとは投げ始めの1,2回は投手能力が落ちてしまうという、先発にとっては厳しい赤特殊能力である。
頭を抱える監督。しかしこんなこともあろうかとさりとてのスタミナを上げておいたのである!というわけで急遽先発に抜擢。
あ、ちなみにここで強豪→名門になりました。やったぜ。


2回戦は多少の不安がありつつも茅ケ崎工業(総合C)との戦い。
唐突に先発へ移されたさりとてをチームが応援するようにコツコツと点を取り、気が付けば8点。
スロースターターがついてしまった杉山もリリーフでなら関係ないぜと言わんばかりに力投を見せ、この試合は危なげなく2対8で勝利となった。
この勝利には校長もご満悦のようで、ご褒美にDMM.comで買った癒し系ASMRを送りつけてきた。

試合後、プロ(おでんコーナー)の訪問で杉山のスロースターターが即座に消える。有能プロ。
すぐに消えてよかったけど人騒がせだぜ、まったく……


3戦目は若狭学園。総合戦力B。
先発さりとてが120球投げ切って完封! 5対0! 完璧ィ!
さりとては何気にバントも決めまくっているのが助かる。バント〇もないのに。

これでベスト8入り。
とりあえず気合を入れるために数年単位で保存しているおにぎりを食べて気合を入れる。


1年生のかおなしがスライダーのキレ味を伸ばし「俺だって投げれるんだ!」と主張してくるのを完全に無視しながらの4回戦。相手は南北海道代表の白老西。総合力A。
スロースターターを発症して即克服した好調の杉山を信じて先発。

4回裏 無死満塁の場面でスクイズ → スクイズという鬼の堅実さを見せて2点追加。
かなりチキンな点の取り方かもしれないが、監督は「ピッチャーを信用してるから2点あれば勝てると思ってる」とのこと。

なお杉山はそう思ってなかったようで、言った直後の初球をスタンドに放り込まれて同点になる。杉山?
そしてさらにもう1発2ランホームランを打たれて逆転される。杉山?

6回裏。2点ビハインドの4対2。1アウト 満塁の場面で打席が回ってきたのは……杉山。うるせえ!戻れ杉山!もういい!
ということで代打にベンチでバットを振り続けた男 西村を送るがゲッツーでチャンスを潰す。お前ももういい!

信用できる選手がどんどん減っていく中、7回裏。狩野が2ランホームランを放って逆転し、4対5。監督持ちでピザパーティ開催決定の瞬間であった。

そしてここから何かのスイッチが入ったのか、8回裏にはエラーとヒットの連発が続いて9対4。あんなに苦しんだのは何だったのかと言いたくなる点差をそのままさりとてが抑えきって勝利。

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なんかこんな感じの試合が多い気がする。なんでうちのナインは7回までやる気がないことが多いんですか? 尻上がりにもほどがある。心臓に悪いから1回から全力で頑張ってほしい。


ちなみに試合が終わったとの成長で

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一発取得。杉山ァ!!
ちなみに一発とは失投した際にど真ん中に投げやすくなる。つまり唐突に一発ホームランをブチ込まれる可能性が上がるという割とヤバい赤特殊能力である。

こんなもんを先発に置くのは怖すぎるべ、ってことで さりとてが先発に戻るのであった。そうでなくても杉山の信用度下がってたから、先発にしてた気がするけど。


杉山が事実上の死を迎えて挑むベスト4。前回はここで負けたところ。
対戦相手は大分代表の佐伯。総合戦力はB。
準決勝で苦戦が予想されるも、この日は打線が爆発して12点ゲット。正式に先発に移った さりとても1失点に抑える完璧っぷりで、9回最後に1年生のかおなしに思い出登板させる余裕すらある出来栄え。
この調子で決勝も勢いづいて勝ちたいところなのだが……

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相手は上山高校。春の練習試合を4対2で負けたところである。
まさかこんな場所でリベンジの機会を貰えるとは。
盛り上がってきたぜ!


というわけで甲子園決勝。対戦相手は山形代表の上山。総合戦力はもちろんA!これ以上ない決勝戦の、そして復讐の場を用意してくれてありがとうという気持ち。脇山弟、お前から喰らった復讐の力を奴らに叩きつけてみせるぞ。

1回裏。四国のオクトパスことシャイニングバスターズしゃもがエラーで出塁すると早速3点ゲット。
バントを決める度に「米村、見てるか?」と囁いてみたり、相手ピッチャーの宿題の状況を聞いてテンションを下げようとしたり、敵の守備の度に「転べ……」と念を送ってみたり、色んな意味で集大成とも言える試合になる中、先発のさりとてが0点で抑えていく。ふぁぼ立呉山もチャンスは作れるものの追加点は入れられない状況。

それでも9回裏まできて4対0。伝令もきっちり送って守備固め。しかし、内野安打などで出塁されてしまい1,2塁。そして

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いきなり展開が怪しくなる3ランホームランを喰らう。
これで4対3。いまだノーアウト。

しかしこれでピッチャーを下ろすと言う選択肢はない。この夏の甲子園はさりとての力で上がってきたと言っても過言ではない夏だった。このまま続投させることを決める監督。

まずは一人目。外角低めのストレートを打ち上げてレフトフライ。

続いて二人目。立て続けにストライクを二つ取ると、胸元へ曲がるHスライダーを引っかけさせてセカンドゴロ。

最後。これも立て続けにストライクを二つ取ると外角のボール球を打たせてサードライナー。これで試合終了!

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ウオアーーーー!!9年目にして悲願の優勝だーーーーーー!!!!

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いつも最後に追い上げて勝つ立場だったので、9回表の3ランはかなりゾッとしてしまった。よくぞリズムを崩さずその後を抑えきってくれた……

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新聞にもしっかり載りました。

というわけでふぁぼ立呉山高校のお話は……これで終わらず、まだ今年のメンバーのドラフトや、卒業後の進路や、一応秋大会の話なんかもありますやね。

もうちょっとだけ続くんじゃよ。


あ、そうそう。後半部分のリンクなんですけど。

サムネの時点で思いっきり優勝ネタバレしてたので貼りませんでした。いやまあ、僕のnoteをわざわざ読んでくれる方は、配信ないしはツイートも見てるから知ってるぜ、って方が大半な気もするんですが、念のため。一応。
でもこの優勝した画をサムネに使いたかったんだ。仕方がないことなんじゃよ。

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