#14 栄冠ナイン軽めに振り返り 2年目

2年目の振り返り。あんまり軽めでもなくなったかも。

新入生の目玉は1年生ながら135キロ投げれる投手しろくまお。そしてアベレージヒッターを持つ外野手からすちゃんの2名。くしくも動物の名を持つ世代となった。
この年は練習試合をよくした年だった。それも何故か琴平東との試合を。最初の試合は9対9の引き分け。2試合目は9回裏にサヨナラ打が出て1対2で勝利。この勝利で学校の評判が"弱小"から"そこそこ"に。ボランティアもたくさんやっててよかった。影響あるのかな?

卒業して占い師を始めた堀切があまりに頻繁に高校にやってくることに「カモられてるのでは」と不安を覚えながらも鍛えられていく一同。
甲子園に出場した中堅高校の綾川中央との練習試合も、負けではあるものの4対2という接戦を演じられるまでになり成長を感じられる。
……と思っていたが、夏の大会はシードから始まった2回戦(初戦)の直島商工に2対0で敗北。この辺りで打撃力のなさに気付き始める。

ここで3年生が引退し、キャプテンはざがんちゃんに。マネージャーも三堀さんが引退して結城さんに。
そしてここで問題に気付く。今まで二塁手を務めていたのが3年生だった上に、控えに1人も二塁手がいない。つまり二塁手がいなくなってしまった。
無計画さが生んだ事件。思わず天を仰ぐわたくし。起死回生の策がないかと選手一覧を見ている時にふと気付いたのです。

――米村(ピッチャー) 野手能力結構高くね?

かくして米村は、フォークの切れ味が喜んでいるところで肩を叩かれ「キミ、明日からセカンド練習して」と告げられたのであった。まさに米村にとって人生の転機になるエピソード。
後々は知らないけど、この瞬間に関しては監督がめっちゃ恨まれてると思う。特訓に何度も立候補するから仕方なく指名した時もピッチャー能力をめちゃめちゃ付けたがってたし。なのにバント職人を覚えさせられたし。
米村~~;;

戦力不足が疑われる中で始まった秋の県大会。しかし、打力はたしかに足りないものの、劇的なサヨナラ勝ちを果たしたり、先発ピッチャーのニックが徐々に化け物ピッチャーへと化したりしてなんとかしていく。
讃岐西、練習試合でも戦った琴平東(配信中は練習試合で負けた相手だと思ってたけど見直したら勝ってた)をともに0点に抑える快刀乱麻を見せ、なんと県大会優勝。なんなら自らヒットを打ったり、呼んでもないグラウンドの魔物を呼び寄せて点を取ったりしていた。なんでや。

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その後の地区大会1回戦は勝利するも、2回戦で南国実業にチーム戦の差を見せつけられ敗北。しかしここで得られた財産は大きいものだったように思う。

秋大会後の新入生スカウト期にはキャッチャーとショートに声をかけておく。卒業する3年生は先発の柱だった中津川とキャプテン塚越がプロ入り。塚越は公式戦打率.071でよくプロになれたな。生きていくの上手そうだな。

そしてふぁぼ立呉山高校は3年目を迎える。フォロワーの名前をお借りした選手が初めて卒業する年。最後の年にどんな活躍を見せるのか。
接戦が多くてなかなかお試し登板の機会を得られないしろくまおと、1年目から外野手スタメン入りをしているからすちゃんの動物世代はどんな成長を遂げるのか。
二塁手になった米村はいつ監督を殴るのか。
期待と不安が大きな3年目になりそうである。

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