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Kenshi記録 - #1 単発予定だった経験値ゼロメイド編

しばらくnoteに書いていなかったKenshiの話。
最近は他ゲームの合間に思いついたようにKenshiを起動し、苦しい序盤を乗り越えて状態が安定したらデータを消してまた新しいスタートを始めるという刹那的なプレイをしています。飽き性が過ぎる。
とはいえ何度もやっていると何となく効率の良い方法も分かってきて、決まったプレイングになりがちになるもの。
スムーズなトレーニングで数十日間でムキムキの戦士に。あとは武器を振り回して気に入らない勢力をしばいていくだけ。
これでも楽しめるけど、たまには変化をつけたいですよね。


というわけでロボメイドになることにしました。ごきげんようご主人様。
このロボ娘はKenshiに元からいる種族ではなく、ユーザーが作って公開しているもの(いわゆるMOD)を使わせてもらってます。
Female Android というMODなのですが、キャラメイクで選べる眼の中にサイバーパンク エッジランナーズのレベッカ風の眼が用意されてて僕は「ジーザス……」と呟き、天を仰がずにはいられなかった。

というわけで普段はエサやデクくらいにしか見てない一般NPCをメイドとして支える方針でプレイすると決めたものの、姿形をメイドにしただけではなかなかプレイスタイルは変わりません。
走れば足は速くなり、殴られれば体は頑丈になり、重いものを持てばムキムキになる。そうなるとやがて人を殴ってみたくなるのがこのKenshiの世界というもの。殴るメイドの完成です。
というわけで、敵を殴らなくて済むように経験値0倍MODを導入。一切強くならないようにすれば敵を殴らなくて済むのではという考え。経験値が入らない状態のプレイヤーキャラは世界で一番弱い生き物と言っても過言ではないので。

というわけで、まあ多分すぐ死ぬので眠くなるか(開始が深夜1時)死ぬまでで1プレイやってみようという感覚で開始。

「仲間も連れずに旅してるのか?簡単にやっちまえるな!」

旅を始めて数時間で野盗に絡まれるメイド。はわわ、ご主人様大変です!野盗に襲われちゃいました!…………ってぇ、私にはまだご主人様がいないんでしたぁ~~~~(自分の手で頭コツン)
どんな世界観のセリフ?

もちろん全ステータスが初期値かつ一切成長しないメイドは走るのも鈍足。野盗に追われればじりじりと追いつかれていく。

しかし、そこを通りがかった戦闘民族シェクの戦士参戦!
そこらの野盗などまったく相手にならず、野盗の群れをズンバラリンと一蹴。お礼を言う暇もなく野盗を担いで憲兵に突き出しに行くのでした。
なんと幸運なことでしょう。もし偶然シェクの戦士さんと出会えなければ今ごろスクラップになってましたわ。


まあもちろん偶然なわけはなく、シェク戦士に擦り付けられる位置でわざと野盗に襲われただけなのですが。そして羅生門よろしく流れるように追い剥ぎ。したたかなメイド。
しかしこれはお手伝いなのです。奉仕なのです。シェク族の戦士は闘いこそが喜び。その機会を作るというお手伝いをしただけなのです。
倒れた野盗から装備を剥がしているのは、シェク戦士さんたちが野盗を憲兵へ運ぶ時に少しでも重くないようにと掃除しているからなのです。
決して私腹を肥やすためではないのです。これも次なるお掃除のために必要なことなのです。

というわけで、しばらくコツコツお掃除をしてお駄賃で傭兵を雇いました。傭兵を雇うまでシェク戦士さんに擦り付けた野盗は40人くらいになると思います。シェク戦士さんはお掃除上手ですね。
お手伝いしすぎて野盗のリーダーとして顔を覚えられて私ごと斬られないか不安です。

雇った傭兵さんたちは1人あたりメイド20~30人分くらいの戦闘力はあると思われるので、これならどんな相手でも大丈夫でしょう!
6人いればメイドさん120人分オーバーですよガハハ!

そんな強い気持ちで、思い切ってバンド・オブ・ボーンズというシェク王国を離れたはみ出し者たちのアジトへ傭兵たちを投入。戦闘開始。
その間メイドは何をやっているかというと、見つかって戦闘に巻き込まれたらすぐ死にかねないので隠れています。ロボを治療するためのアイテムめっちゃ高いし。

ちょっと余談ですが、このMODすごくて、ちゃんとロボ娘専用の隠密モーションや移動モーションが用意されています。
想像以上に出来が良くて今回のプレイが終わっても使いそう。
俺は、ロボ娘に、なりたい。


「侵入者は死ね!」

そうやってメイド専用モーションに見惚れていたらいつの間にか傭兵全滅。
はわわ、お手伝いするの忘れてました~~!あたしったら~~!
まあ、能力が低すぎて戦闘に関われないし、関わっても成長しない以上何もメリットがないので関わらなかっただけなんですが。
それはそれとして傭兵部隊が全滅したので続けて狙われるメイド。もちろん助けられるわけはないので傭兵は全て見捨てます。
さよなら2000キャットで雇った傭兵たち……(キャットはお金の単位)


武器追加MOD(とその日本語訳MOD)も試しに入れてみたので、ベルセルクの異端審問官が持ってそうな斧持ちに追いかけられるメイド。
やめて!私を捕まえて酷いことするつもりでしょう!エロ同人じゃなくて普通に肉体的苦痛の方向性に!その斧を使うやつに捕まって五体満足でいられるわけないだろ!

しかしこのバンドオブなんとかさんたちは常に飢餓状態で足が遅くなっていまして、流星のように現れた鈍足界のニューウェーブメイドさんよりも少しだけ早い程度なのです。

よって、衛兵のいる場所まで退避完了。助けてください、変な斧を持ったおじさんに襲われているんです。あの斧絶対四肢+首を斬る以外の目的で使わないやつです。この世に生かしておくべきじゃないです。
やっぱり持つべき者は強い隣人なんだよね。「汝、隣人を愛せよ」って言葉は野盗に襲われた誰かが敵を他人に擦り付けながら考えたに違いない。

左下らへんのがHPや賞金などのデータ

なんやかんやで私が一切関わっていない戦闘後の処理(羅生門)をしていたら、なんとバンドオブボーンズの幹部クラスっぽい人も発見。懸賞金が10000キャット!
この勇敢なトラさんを憲兵所のある街まで担いでいけば楽してお金ゲットですわ~~と、早速担いで持って行くことにしたのですが。

16キロまで無理なく持てるところを104キロ持ってます。拷問か?正座してる奴の太股にデカい石を乗せるやつの親戚の拷問か?
もちろん重すぎてまともに走れないので這うよりはマシ程度の速度で歩いていくわけですが、それだけ足が遅いということは危険な街外に長くいることになり、トラブルにも出会いやすくなるということ。

メイドさんとはまったく関係なく、ダスト盗賊、飢えた野盗、奴隷トレーダー、トライアルバンディットなどの勢力が血で血を洗う戦いの真っ最中。
あの、そこ、最寄りの街へ通じる道なんですけど……
戦闘に紛れてこっそり通るということも考えましたが、移動が遅すぎて戦闘が先に終わりかねません。その場合、奴らの標的はもちろんメイドへ移ります。

賞金首を抱えたまま物陰に隠れ、チャンスを待って待機し続けるメイド。
しかしこうしている間にも抱えている賞金首は死にかけています。
何故なら、最寄りの街が近いから出血死する前に届けられるだろうと舐めていて治療を一切していないからです。奉仕の心はどうしたメイド。
賞金首が死亡した場合は賞金が半分になってしまうので10000キャットは5000キャットに。これは逃すには惜しい金額。
くっ、万事休すか……このまま5000キャットの安い報酬で諦めるしかないのか……

と、その時、背後から忍び寄る足音が!
しまった、正面の野盗に気を取られて背後に気付かなかった!

振り返るとそこにいたのは、バンド・オブ・ボーンズ戦で全滅して見捨てた傭兵たちでした。
お前たちあの戦場から逃げられたのか!っていうか、ゲーム内で数時間分は気絶してたハズなのに追いついてこれたのか!どれだけ足が遅いんだメイド!

こうなったらしめたもの。バンド・オブ・ボーンズにこそ破れましたが、その辺の野盗クラスならば負けない傭兵たちを盾にして街へと突撃です。まあ、負けたとしてもまた置いていけばいいし。

駆けつけた傭兵たちのおかげで無事10000キャットの賞金を得ることができました。めでたい。

ちなみに左下の赤いバーが致命傷を喰らった部位で、下腹部のHPは-97と書いていますが、これは出血で徐々に下がっていき-100になると死亡するのでマジでギリギリでした。
なんならこの後、賞金首のトラさんは牢屋に入った瞬間に失血死しました。

かくして、この辺でプレイヤーが眠くなったのでメイドの最初の冒険は終わったのである。
続きがあるかは……まだ分からない。だって成長しないとやっててちょっと寂しいんだもの。でもFemale Android MODはマジで出来がよかったし、武器が増えるMODも新鮮で良かったのでこの辺は使って遊びたいと思います。
最強のメイドを育てるのも悪くはないのかもしれない。


※追記
とか言ってたけど続き書きました。


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