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あたたかな家族の絆:S様とRingsCareの物語

こんにちは!
RingsCare代表の大平 智祉緒です。
今日は私が4年近く毎週訪問しているS様との日常のケアの様子をお伝えします。


丁寧な声かけで始まる一日

施設に入居中のS様は、少し認知機能の低下と抑うつ傾向が見られます。私が訪問するときは、だいたいS様はベッドに横になっています。

「S様、おはようございます。今は、朝の○時です。
 起きてお顔をサッパリしましょう」

S様の肩に手を置き、お顔をみながらゆっくり丁寧に声をかけると、S様はスムーズに起き上がり、ご自身でソファまで移動されます。
私のことをなんとなく覚えられているようで、リングスケアのお誘いには拒否をすることはほとんどありません。

ケアでよみがえる自立心

隣に座り、ひとつひとつの動作に促しの声をかけると、S様は自分で手を動かしてお肌を整えたり、頬紅をつけたりすることができます。

「手先が器用ですね〜!そうそう、上手ですよ!」
できているところをなるべく言葉で伝え、S様のやる気を引き出します。

「お顔がパッと明るくなりましたね!」
S様は一気に表情がゆるみ笑顔を見せてくださいます。
普段は口数が少なく、表情も乏しいS様ですが
「明るい自分でありたい」
そんな想いがS様の中にあるのを感じます。

娘様との温かな再会

その日の午後、S様の娘様が面会に訪れました。再度S様の部屋を訪れ、ご挨拶をさせていただきました。

娘様は、「昔、母が私にやってくれていたマッサージを、今は私が母にしてあげています。何でもできる、自慢の母でした」と懐かしい思い出を語ってくださいました。
RingsCareを受けた後、S様の表情は普段よりずっと明るくなり、セラピストとの会話を通じてコミュニケーションによる刺激が発語を促していることに、娘様は感謝の言葉をくださいました。

家族の想いをケアに込めて

S様の娘様は遠いところに暮らしているため、普段はなかなか会うことができません。でもRingsCareの介入が、離れて暮らすご家族の想いをケアという形に変えてお届けすることで、家族支援の一役を担っています。

離れていてもつながる絆

離れて暮らすご家族が少しでも安心されるように、私たちは定期的にお便りをお送りし、ご本人の様子や変化をお伝えするようにしています。

リングスケアはご本人だけでなく、離れて暮らすご家族やいつも一番近くでケアをしている現場スタッフにとっても、しあわせなケアであることを目指しています。

ご家族様の大切な想い、スタッフの皆様のあたたかな想いを、ぜひ私たちにもお聞かせください。

一緒に、笑顔の輪(Ring)を広げる仲間になりませんか

株式会社RingsCareは首都圏を中心に高齢者を対象とした訪問型化粧・整容ケアサービス(Rings Care®︎)を提供しています。大切な方に喜んでもらいたいという家族様やリングスケアに関心がある施設様はお気軽にお問い合わせください。

2024年9月24日に自社セミナーを行います。ぜひ一度、【高齢者や入院患者を笑顔にする化粧・整容ケアの新たな力】を聞きにきてください。


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