見出し画像

テレビ好きな私は、とある沼に片足を突っ込んだ(1)

ちょっといつものLINEスタンプ関連の話とは違う話をしてみます。

私は幼少期からテレビが好きで、特にバラエティ番組やお笑い番組を観まくって育ってきました。ダウンタウンさんが全国的に大人気になった時に「これはすごい人達が出てきたな!」と思って観ていたり、爆笑問題さんが勝ち抜き番組でチャンピオンになるところを毎週応援しながら観ていたり、ウンナンさんが番組の中でCDを出して大ヒットしたりするのを食い入るように観ていました。
いつもテレビは最先端の情報をくれるメディアであり、ドキドキとワクワクを届けてくれる最高のメディアでした。

2000年代に入って私は大人になり、やがて働き始めました。忙しくなり自由な時間は限られ、自然とテレビを観る時間も減っていきましたが、それにはもう一つ理由がありました。その頃のテレビからは純粋に笑える番組が消えていき、食べ物や犬猫や"オトク"な情報を無理くり混ぜ込んだ情報バラエティと呼ばれる番組やどこかの国が好きだとか嫌いだとか罵り合う番組、日本はとにかく最高だと褒め称える番組などなど、ちょっと胸焼けしそうな番組が乱立していたのです。
私が観たいお笑い番組は23時以降の深夜、番組欄のスミに追いやられていきました。

2010年代になるとコンプライアンス遵守の社会的な意識の高まりや予算の削減、YouTubeなどのネット配信の台頭などますますテレビには厳しい時代が続きます。「テレビはオワコン」と言われることも増えていきました。

そんな中、ある深夜バラエティ番組が始まりました。『ゴッドタン』です。おぎやはぎさん・劇団ひとりさんがひたすら企画の枠を超えた悪ふざけをする結構下品な展開にもなる番組なのですが、とにかく芸人さんが笑いのためだけにバチバチに攻めるカッコいい番組です。テレビ東京のド深夜ということで治外法権扱いなのかなんなのか、何故かどれだけ攻めたことをやっても怒られないのです。私がテレビに求めていたドキドキとワクワクが間違いなくそこにはありました。

その『ゴッドタン』をプロデュースしているのが、元テレビ東京の佐久間宣行さんです。佐久間さんはテレビ局員時代の2019年からラジオ・ニッポン放送の『オールナイトニッポン0(ZERO)』のレギュラーをサラリーマンなのになぜか務めていて、エンタメ情報や笑えたりタメになったりするエピソードを毎週砂を食ったようなガラガラ声で届けてくれています。
私はほぼ初回から聴いていて、本当にエンタメ全般が好きなんだろうなというのが滲むエンタメ愛・サブカルへの情熱や仕事に向き合う真摯な姿勢や、でもやりたくないことはやらないという強い意志(と、サラリーマンなのにそれを貫く上手さ)など、組織の中で戦うクリエイターとして僭越ながら親近感もありつつ尊敬の念を抱いていました。

2021年、佐久間さんはテレビ東京を退社しフリーのテレビプロデューサーになりました。「そのまま在籍していれば副社長くらいにはなれたのに」など周囲には言われ残念がられたようですが、積み上がる社歴と実績と共に社内での地位が上がってしまい管理職としての役割が増えていき現場から離れることになるのが嫌だったそうで、「会社員だから」という理由で受けられなかった魅力的なオファーがいくつもあったことなどからその決意を固めたそうです。

フリーになった直後に開設したYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』は様々な芸人さんを起用して『ゴッドタン』でも出来なかったような攻めたお笑いコンテンツで100万再生以上の動画を連発し、現在は登録者数100万人を目前にしています。私はもちろん初回からチャンネル登録して1本も見逃さず開設当初からチェックしています。

そんな、2022年6月。
サブチャンネル『NOBROCK ドキュメント』が突如として開設されました。

<続きます👇>


単純なのでサポート頂けたらある程度言うこと聞きます…!!